渋野日向子と練習ラウンドでリフレッシュ「ゴルフの調子は上がってきている」
――今週は全英女子オープンです。
河本結(以下河本):去年は出場できる間際で、出場権を他の選手に与えてしまったというのがあったのでこの場に立てることが嬉しいですし、ワクワクしています。
――先週(スコットランド女子オープン)のリンクスコースと比べて、今週のコースは?
先週も練習ラウンドと試合での雰囲気、天候がガラッと変わってしまったので何とも言えないんですけど、1試合リンクスコースを経験したことでキャディさんとのコミュニケーションの仕方だったりとか(がわかってきた)。自分のゴルフの調子はずっと上がってきているので、イメージの作り方だったりとか、ドライバーも新しいマーベリックに変えて、いいお仕事をしてくれているので凄く期待できるんじゃないかなと思っています。
――今週のコースの特徴は?
ティショット、セカンドショットというのはものすごくキーになるなというのはありますね。運、不運もありますし、テレビで見ると簡単に見えると思うんですけど、小さな芝の違いだったり、細かなアンジュレーションがフェアウェイにものすごくあって、凄く考えさせられるコースだと思うので1ショット1ショットがカギになりますし、毎ショット毎ショット100%の力で打っていかないといいスコアは出ないんじゃないかなと思います。
――8番パー3は名物ホールのひとつだと思いますが、印象は?
日本にはないですし、練習ラウンドは風がなかったので普通のショートホールでした。試合では(風速)25メートルくらい吹くと言われているので、そうなったら自分がどういうゴルフができるのか、ショットが打てるのか楽しみですし、世界のプレーヤーたちがリンクスコースで戦ったときの状態を見れるので、本当に楽しみしかないです。試合が始まってみないとわからないですね。
――風が吹いたときの、たとえば8番の攻略法とは?
私が一番大事だなと思うのは自分のイメージ、気持ちを強く持って打つこと。躊躇いなくというか、悩んで悩んで中途半端にこうでいいかなというショットをしてしまうと、ほんとすぐスコアがボロボロボロッて崩れていくと思うので、風を信頼する、風にぶつけるとか、風に乗せていくのか、風をどうイメージするのか、それに対して自分がどういうショットするか、そういう潔さがキーになるなと思います。
――今週の練習ラウンドは渋野日向子選手と回って、他にも日本人選手が多数いて、久しぶりに日本人選手と会う機会だったと思います。
なかなか、自分が喋りたい言葉で目を見ながら喋ることはなかったのでしぶこ(渋野日向子)と練ランしたり、(稲見)萌寧と一緒にご飯を食べたり、そういう時間が本当に自分のパフォーマンスを上げてくれるというか。日常生活などでストレスや苦しさを感じていたので、そういうのが少し解き放たれて心が満たされてきたので、いいスコアが出せるんじゃないかな~という風には自分に期待してます。
ーー今週の目標や意気込みを。
まずは自分の精一杯のゴルフをしたいですし、自分のゴルフにどれだけ集中するかでもの凄く大きく変わってくると自分の中で思っているので、試合中は目の前の1打に全集中して、潔く1ショット1ショット打っていけたらいい順位でフィニッシュできるんじゃないかなと思います。