3連覇を目指した全米プロゴルフ選手権で29位タイと惨敗したブルックス・ケプカがプレーオフシリーズ初戦ノーザントラストを棄権。シリーズ第2戦のBMW選手権にはフェデックスカップのポイントランク75位以内に入る必要があるが現在の彼の順位は97位。ケプカの19-20年シーズンは最終戦を待たずに終了した。

プレーオフシリーズ開幕前夜、PGAツアーがケプカの欠場を発表。ケガのため、とあるが痛めていた左ヒザの状態が悪化したのか、それとも他に故障箇所が見つかったのかについては言及されていな
かった。

世界ランク1位で迎えた今シーズン、ケプカはケガと闘い続けた。もともと痛めていたヒザを連覇がかかった韓国開催のCJカップで捻って悪化させ棄権。トップ10入りは2回のみ、予選落ち5回を数え17年からシーズン1勝以上を挙げてきた記録も途絶え未勝利に終わった。

本人は以前左ヒザをかばうことで「スウィングのあちこちに綻びができてしまった」と語っており「
自分はクラブをどう振ればいいか完璧に把握している。ケガさえ治ればもとのスウィングに戻すことができる」といっていた。しかし現状は思うようにクラブを振れないフラストレーションが溜まりに溜まっている様子。

画像: 左ひざを怪我して思うような結果を残せなかったブルックス・ケプカ。メジャーで大暴れなるか?(写真は2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

左ひざを怪我して思うような結果を残せなかったブルックス・ケプカ。メジャーで大暴れなるか?(写真は2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

それが引き金になったわけではないだろうが、全米プロでは「皆が思っているほど自分はDJと仲が良いわけではない。マスコミは話しを盛ってストーリーをつくりすぎ。ジャスティン・トーマスとジョーダン・スピースの関係だって報じられているのと現状は違う」と発言。

DJとは朋友あるいは親友と思われているダスティン・ジョンソンのこと。彼らは自宅も近く同じジムでトレーニングを一緒に行い、数年前には南の島のバカンスをともに楽しんだ仲。にも関わらず「
皆が思ってるほど仲が良いわけではない」とは……。なにか真意があるのかマスコミ批判なのか?

注目され結果が出ないとき苦しいのは本人だ。それを察したロリー・マキロイが「世界ナンバー1としてシーズンをスタートさせてケガの影響で辛い思いをした。彼(ケプカ)にとっては大変な1年だったと思う。たとえ体調が万全でも連戦につぐ連戦は本当にきつい。彼のことだからしばらく休んで体調を整えて全米オープンやマスターズには元気な姿で戻ってきてくれると思う。いや、戻ってきてもらいたい」とエールを送った。

良くも悪くも話題を提供してくれるケプカ。プレーオフシリーズでその勇姿は見られなくてもメジャーで大暴れしてくれる…かも?

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