ゴルフの距離計測器は、GPSを利用して残り距離などを算出するGPS式、対象物にレーザーを当てて距離を測るレーザー式の2種類がある。業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人は、普段はレーザー式ユーザーだと言うが、実際にGPS式を使ってみたら、プレー感覚に大幅な変化があったという。

対象物の距離だけでなく「どこにハザードがあるか」を知ることができる良さ

こんにちは。ギアオタク店長小倉です。先日、GPS式コースナビゲーションの取材を兼ねてコースに行ってきました。その取材は実際にプレーしつつ、GPSナビの良さを紹介する内容で、とても快適にプレーできました。

GPS式ナビの良さは、コース全体を俯瞰図で見られること。自分がコースのどの辺にいて、各対象物に対してどのくらい距離があるのかを瞬時に知れることです。モデルによって性能差や機能は違いますが、ほとんどのモデルはこういった機能は備えています。

画像: コース全体を俯瞰で見ることができ、ターゲット以外の障害物の距離も瞬時にわかるGPS式ナビ

コース全体を俯瞰で見ることができ、ターゲット以外の障害物の距離も瞬時にわかるGPS式ナビ

目標であるグリーンや狙うべきエリアだけでなくバンカーや池、ショットの邪魔になりそうな樹木などといった絶対に避けたいエリアまでの距離を自分のいる場所から手軽に確認することができるので、自分が次打つショットで目標は何か!? 絶対にやっていけはいけないミスは何か!? を明確にすることができ、取材時とてもシンプルにプレーすることができました。

何日かしてゴルフのお誘いを頂き、プライベートでゴルフに行ってきました。そのコースは1度プレーしたことはあるのですがもう何年も前のこと。コースレイアウトはほとんど覚えていませんでした。

何の気なしにスタートして何ホールかプレーしたのですが、ドッグレッグや打ち上げのホールなどちょっと目視で確認できないエリアがあると俯瞰図の情報を欲しがっている自分がいました。そのコースは、カートにナビが付いていたので、クラブを持っていくときにおおよその情報は得られるのですが、いざ自分のボールのところに行くとより詳しい情報が欲しくなるのです。

その日は、常に若干の不安を抱えたままのショットになり結果は散々でした。おかしなものです。今まではGPS式ナビを使わずに気持ち良くスウィングしていたのに。多くの情報を知ったうえでのプレーを味わってしまったために贅沢なゴルファーになってしまいました(笑)。

プレー時のコースの情報は多いからといって必ず良い結果に繋がるとは限りません。ティショットで良いボールを打って、セカンド地点に行ってみたらすぐ横に見えない池やバンカーがあったなんて経験はありませんか? もしその池やバンカーの存在を知っていたら絶対に良い球は打てなかったなんて思ったことは誰もがあることでしょう。

しかしそういったペナルティエリアなどの絶対に行ってはいけないエリアの情報は持っていないと思わぬペナルティになってしまうため、ショットの前に絶対に知っておくべき情報なのです。前述のケースは、たまたまペナルティにならなっただけで、ボールの跳ねかたによってはペナルティになっていたかもしれない。事前にその存在を知っていて絶対に入れたくなければそのペナルティエリアに絶対に届かないクラブで打つという対策ができます。

情報は多いからといって良い結果につながる保証はありませんが、絶対に避けるべき結果は高い確率で避けることができます。また情報が多いということは判断がしやすくなり、安心感につながります。それでミスに繋がってしまったらあきらめもつきます。

ゴルフのミスは自分では思い通りの100点のショットを打っても、判断が間違っていれば起きてしまうもの。今回は色々な意味でコースでの情報収集は大事だなと思い知らされました。レーザー距離計は持っていますが、GPS式ナビも欲しくなりましたね。

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