アゲンストのときの“負け方”が全然違う
PINGのニューモデル「G425」が、世界のゴルフルールを司るR&AとUSGAの適合ヘッドリストに掲載されたのは今週のこと。
適合ヘッドリストに載ったということは、発売前であってもプロが試合で使うことが可能になったということだが、それに最速で反応したのは2019年の国内賞金女王。
練習ラウンドでテストしたG425のドライバーとスプーンを早速実戦投入するという鈴木愛は、ニューモデルの良さを前日の記者会見で問われてこう答えている。
「全体的に 5 ヤードから10 ヤード飛距離が上がってるので、ドライバーもアゲンストのときに球の負け方が全然違うので、今使ってるやつもアゲンストに負けないですけど、さらに負けなくなってて、曲がり幅もより減ったので、入れたいなと思いました」(鈴木)
前作(現行モデル)のG410は、渋野日向子が「G410PLUS」を使用して全英女子オープンを制したことで昨年爆発的に売れたクラブ。
鈴木が使っていたのはそのロースピンモデルであるG 410LST。G425には「MAX」「LST」「SFT」の3モデルが用意されているようだが、鈴木は引き続き「LST」を採用したようだ。
「アゲンストにさらに負けなくって」「曲がり幅もより減った」という鈴木のコメントからは、さらなる低スピン性能と、ミスヒットへの強さを獲得したことがうかがえる。
「今週から新しいクラブを試していて、それがすごく良かったので、変えるつもりはなかったけど、全体的に飛距離は出るけどドラ イバーとスプーンは特に良かったので(変えた)」(鈴木)
変えるつもりがなかったのにいきなり実戦投入。果たしてその結果はどうなるか? 今週の女子ツアーは、デイフェンディング王者の使用クラブにも注目だ。