「新型コロナウイルスの影響により『ゴルフに行きたいけど感染が怖い』とお考えのゴルファーも多くいると思います。そこで一人でプレーすることで接触も最小限にできるのではと考え、今年7月から『SOLO-GOLF』を商品化しました」と語るのは、リソルゴルフ株式会社の富樫孝之社長。
新型コロナウイルスの影響により、多くのゴルフ場が様々な感染対策を行っているが、人と接触しない「一人ゴルフ」は、なるほど究極のコロナ対策だろう。
しかし、実際は「一人ゴルフ」に需要があると考えたのは新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前からだったのだという。
「昨年、福島県の『福島石川カントリークラブ』に太陽光パネルを設置したのですが、6ホール残ったため、一人でもプレーできる練習場『ゴルフトレーニングフィールドPies福島石川』として運営することにしたんです。6ホールを3周したり、様々な利用方法がありましたが、二人で来場される方より一人で来られる方が多く”一人ゴルフ”に需要があるということがわかったんです」
そういった経緯や新型コロナウイルスの感染対策のために導入されたのが「SOLO-GOLF」。早朝ハーフもしくは午後ハーフのみではあるが、一人でゴルフを楽しむことができる。しかも、そこには大きな特徴がある。「2度まで打ち直しOK」なのだ。
「SOLO-GOLFでは2度まで打ち直しOKとしているため、苦手な傾斜やラフから練習できることも非常に大きいと考えています。同じライからでも二球目のほうが上手く打てたりすることもあると思いますし、(SOLO-GOLFで)スコアを数えるゴルファーはほとんどいません。練習ラウンドとして、思い立ったらプレーできるということもメリットではないかと思います」
通常はスロープレーの原因になってしまうため「2球打ちOK」というゴルフ場はほぼないと言っていいと思われるが、一人でゴルフするため、スロープレーにはつながらないそうだ。
ただ一方でベテランゴルファーに受け入れにくい部分もあるようだ。
「一人でゴルフすることは馴染みがないので、長くゴルフをされている方に中々受け入れにくいのかなとも感じています。そのため『SOLO-GOLF』として商品化、ブランド化をして抵抗感なくしてあげることで、幅広いお客様にご利用いただけたらと考えています」
「SOLO-GOLF」は、益子カントリー倶楽部、南栃木ゴルフ倶楽部、北武蔵カントリークラブ、大熱海国際ゴルフクラブ、瀨戸内ゴルフリゾート、唐津ゴルフ倶楽部の6コースで利用できる。 9月末までと期間限定プランだが、一度試してみてはいかがだろうか。