サッカーの経験で弾道のイメージは湧くが「道具を使ってやるのは難しい(笑)」
――ゴルフはいつからはじめたんですか?
福西崇史(以下、福西):ゴルフを始めたのはもう20年くらい前ですね。ハマったきっかけは、道具を使う難しさや、止まっているボールを扱う難しさ、そういったところが少しずつできるようになってきてから。一般の人より体が動かせるとか、下半身が強いとか、そういうのはあると思いますけど、上手いか上手くないかで言ったら一般の方と一緒。簡単にはできなかったですね。
――簡単にはできなかったというと?
福西:初めてプレーしたときは128で、コースは歩いてないですからね(笑)。(コースを)ジグザグに行って、やっとグリーンに着いたというところから、もうみんなと同じです。ベストは4~5年前に簡単なコースで84が出ました。簡単なところに毎日通えば、ベストって出るなと思いますけど、僕は色々なコースを楽しみたい。スコアはそんなに気にしているほうではないけど今は90の壁にぶつかっています(笑)
――飛距離はどれくらい?
福西:250ヤードくらい。ちゃんと当たればという条件付きだったら260〜70ヤードくらい飛ぶけど、200ヤードちょっとしか飛んでないじゃんというときもありますね。しっかり直したいな思います。
――サッカーとゴルフの共通点は?
福西:緑の芝生の上でできる解放感は似ていますね。あと、戦略的である点。「カップに入れるため」「ゴールに入れるため」(どうするか)と考えることが似ていると思います。ただゴルフは敵がいないですけど、サッカーはいる。そしてゴルフは道具がある。違う意味で難しいですよね。
――ゴルフをサッカーに置き換えて考えることはありますか?
福西:ありますね。パターのとき(フェースをターゲットに)しっかり向けて打ちますけど、パスも足首をしっかり固定してボールを蹴るというようなイメージです。ウェッジはチップキック的なフワーンという球のイメージ。ドローボールはサッカーでいうボールを巻き込んで蹴るイメージ。、そういったようにイメージはできているんですが、道具を使ってやるのは難しいですよね(笑)。
ミッドフィールダーはパスが多いので、パスのイメージや距離感はゴルフでいうショートゲームにつながってくるところはあるかもしれないです。
――ポジションによってプレースタイルって変わりますか?
福西:変わります。フォワード陣はゴルフでもやっぱりイケイケで、パターも「入るだろう」みたいなプレースタイルだけど、守備の人は結構念入りで理論的。僕はミッドフィールダーなのでその両方を持っていて、刻んだほうがいいホールでもドライバーを打って、やらかしてしまうこともあります。だけど、グリーン上では凄い丁寧にやりますね。
――サッカー選手でゴルフが上手い人は?
福西:いつも言うのが澤登正朗さんと三浦淳寛さん。上手くて、教えてもらいながら一緒にプレーさせてもらいました。多分、大会に出られるくらい上手いんじゃないかな。
――クラブにこだわりはありますか?
福西:自分に合うものということで、今日コブラさんのフィッティングに行かせてもらいました。クラブはサッカーのスパイクみたいに毎日毎日履くわけじゃないから、へたっていないのでそんなに変えなていなかったんです。でも人に借りたやつを打ったら「(自分のより)全然飛ぶんだけど!」ということもあって。今回はコブラさんが(クラブを)組んで下さるということで、凄く楽しみなんです。これでベスト出るなと(笑)。
――ベスト更新を期待しています!