「樋口久子三菱電機レディス」の初日、海外遠征からの帰国後初めて国内女子ツアーに出場する渋野日向子は8番ホールでホールインワンを決めるも1イーグル1バーディ3ボギーのイーブンパー32位タイで終えた。ラウンドについて歩いたプロゴルファー・中村修が現地からレポート。

8番ホールのホールインワンに「ビビる~」

久しぶりに国内ツアーに復帰した渋野選手。小祝さくら、永峰咲希両選手と同組でアウトから10時の最終組でスタートしました。無観客での開催ですが、スタートホールからカメラマン、記者を合わせてざっと35名ほどの報道陣がついて歩き、なんとも緊張感の漂うスタートホールになりました。

「震えました」と終了後の会見で話していましたが、久しぶりの国内復帰戦のスタートホールはかなり緊張していたようです。

画像: 国内復帰戦「樋口久子三菱電機レディス」の初日をイーブンパー32位タイで終えた渋野日向子(写真は2020年樋口久子三菱電機レディス 写真/姉崎正)

国内復帰戦「樋口久子三菱電機レディス」の初日をイーブンパー32位タイで終えた渋野日向子(写真は2020年樋口久子三菱電機レディス 写真/姉崎正)

前半は1番パー5でバーディを奪う幸先いいスタートからパーを重ねます。2番は左から6ヤード・手前から4ヤード、3番は左から4ヤード・奥23ヤードと前後左右に振ってあるピン位置に対して安全なエリアから攻めるマネジメントが見られました。会場となる武蔵丘GCのグリーンは砲台で速さもあり、とくに奥やピンに近いサイドに外すと難しいアプローチが残ります。

そして8番ホールです。160ヤード打ち下ろしのパー3、実質距離148ヤードというこのホール、軽いフォロー風のなかティを刺さずに打ったというショットは、ピン手前に落ち2バウンドでカップインする見事なホールインワン。カメラマンにボールを見せながら「ビビる~(笑)」と次のホールに向かいました。

画像: 8番パー3でホールインワンを決めた8番アイアンとボールを手にポーズ(写真は樋口久子三菱電機レディス 写真/姉崎正)

8番パー3でホールインワンを決めた8番アイアンとボールを手にポーズ(写真は樋口久子三菱電機レディス 写真/姉崎正)

帰国後初戦であいさつ代わりのホールインワンとは、「持ってる」と誰もが感じたのではないでしょうか。しかし、前半を3アンダーと快調に折り返したものの、後半は2回の3パットとバンカーからパーセーブに失敗して3ボギー。トータルイーブンパーまで落として初日を終えました。

ショートパットを2回外したこと、パー5でバーディが1つしか取れなかったことを反省点に上げましたがショットの調子は上々で、考えたマネジメント通りにグリーンに乗せていました。このあたりにのマネジメントに関して、海外で戦ってきた成果かと会見で尋ねてみると、こんな答えが返ってきました。

「かなり考えながらやっていました。(ピンを狙ってピンサイドに)外したときにボギーになる率が上がってしまうので、広いほうに、なるべく真ん中にと(キャディと)話しながら回りました。しっかりマネジメントできてたかなと思います。そのあとのパッティングがなかなか入らなかったのは、傾斜が強く難しいところではありますが、攻めたところ、(とくに)パー5でしっかりバーディを取らないとスコアにならないと感じました」

18ホールすべて緊張していた、最初のショートパットを外したときには手が震えていたと会見で話しましたが、風の強弱もあり距離感を合わせるのは難しいコンディションでありましたし緊張感の中で落ち着いてマネジメントを考えながらゲームプラン通りにできたのではないでしょうか。

ただ一つ心配なのは、ホールインワンについて、プライベートではやったことがなくプロになってから過去に1回経験があり今回で2回目、アマチュア時代に3回試合で達成しているようですが、どの試合も予選落ちに終わっているそうなんです。明日はそのジンクスを破って日曜日にプレーする姿を見せて欲しいと思います。

パッティングは明日以降試合の中で調子を上げていくことだと思います。ショットの調子、マネジメントは成長の成果が見られました。5アンダーで首位の勝みなみとは5打差。50位タイの予選通過をクリアし上位進出を目指す渋野選手の明日のプレーに注目しましょう。

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