11月3日の投票でアメリカ合衆国の次期大統領が決まる。果たしてトランプ大統領の再選はあるのか? それともジョー・バイデン氏が新しいアメリカの顔になるのか? ゴルフ的観点から見るとどちらが勝ってもゴルフと大統領の蜜月は続きそうだ。

歴代大統領もゴルフ好きばっかり

世界中に自身の名を冠したゴルフ場を持つトランプ氏のゴルフ好きはつとに有名。安倍晋三元総理とは大統領就任以来両国でゴルフ外交を繰り返してきた。

ハンディは2.8。プロ並みの腕前を豪語しアメリカの“ファーストゴルファー”を自認してはいるが、プレー中に彼が行ったインチキ話は枚挙に暇がない。

たとえば自身の所有コースではティショットを打った途端セカンド地点に走り打球がラフにあればボールを蹴飛ばしてフェアウェイに戻すのが日常茶飯事。その光景にキャディは大統領をサッカー界のレジェンドになぞらえ「ペレ」と陰で呼んでいるとか。

タイガー・ウッズやダスティン・ジョンソンと一緒にプレーしたときには同じホールで2度池に打ち込みながらバーディと申告しタイガーを苦笑いさせたというエピソードも。とはいえタイガーは「70代であの飛距離は凄い!」と褒め言葉も忘れなかった。

画像: ハンディは2.8の腕前を持つドナルド・トランプ氏(撮影/有原裕晶)

ハンディは2.8の腕前を持つドナルド・トランプ氏(撮影/有原裕晶)

「マイケル・ヘルプスが泳ぐようにトランプはインチキをする」と暴露本で揶揄されても揺るがないところがトランプ氏たる所以か。

一方のバイデン氏はハンディキャップ6.3(ホームコースでは6.8)とこちらも腕前はシングル。昔から家族ぐるみの付き合いがあるゴルフ設計家ロバート・トレント・ジョーンズJr.氏によると「口先だけの誰かさん(トランプ氏)と違ってバイデン氏は真のゴルファー。ゲームを愛し敬意を払っている」。

地元デラウェア州では2つのコースのメンバーで「バイデン氏のゴルフ好きは周知の事実」という地元新聞の記者は一緒にプレーしたときの印象を「アイアンがうまい。フェウェイを外さないしほぼトラブルになることがない」と証言している。

トラブルを奥の手で回避するトランプ氏と正攻法で対処するバイデン氏。古くはアイゼンハワーからジョン・F・ケネディ、ブッシュ親子、クリントン、オバマに至るまでゴルフ好きの大統領は多い。

ケネディ大統領は選挙戦のキャンペーン中「リチャード・ニクソンはゴルフをやり過ぎだ」と相手候補を痛烈に批判しながら、自身はサイプレスポイントにお忍びでプレーしにいっていたという逸話がある。政治家にとってゴルフはかくも魅力に溢れている。

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