ひさしぶりにバーディチャンス!ここは強気にいくぞ……と打ったパットがオーバーして、返しも入らず3パットでまさかのボギー……これ、どうやったら防げるの? プロキャディ・伊能恵子に教えてもらった!
バーディパットから3パットしてボギーってこと、ありますよね。
これはバーディパットを入れたいという思いが強いからこそ起きてしまうことですが、このような場面では、絶対に「入れる」より「寄せる」を優先すべきだと私は思います。というのも、もし入れにいった結果3パットしてボギーだと、次からのホールに響いてくる可能性が高くなるからです。
バーディチャンスを3パットでボギーにしてしまうと、なんとか元に戻そうとするから気持ちだけが焦って簡単なアプローチ、パットで凡ミスが続いて、戻ってこられなくなってしまうことだってありえます。そうならないためにも、自分自身で必要以上にプレッシャーをかけないことが大事なんです。
そういうときは、チャンスにつけても基本は「入れる」ではなく「寄せる」だということを覚えていてほしいなと私は思います。そうすることでスコアは自然とまとまってくるはずですから。もちろん、寄せるイメージで打ったら入ることだってあると思います。
プロの試合中継でボギーが続いている選手に「バーディが一番の薬なんですけどね~」という解説を聞いたことありませんか? あれってプロの場合はバーディ取ることで自分の気持ちも盛り返せるし嫌な流れが変えられるんです!
でも、アマチュアではそれは難しいですよね。なので、なるべく波風を立てないように、チャンスな状況こそ集中して丁寧にプレーする必要があるわけです。
バーディチャンスのときは『入れるぞ』というよりもOKに毎回寄せることでバーディが決まってきてスコアもまとまってくると思いますよ!