スコアをまとめるには「アプローチとパターが大切」と誰もが言うが、練習場ではなかなか感覚が磨けないもの。そこでプロキャディ・伊能恵子は、「コースでプレーしながらアプローチも練習してみては?」という。一体どういうこと?

スコアをまとめるためにはグリーンからこぼれたときにアプローチで寄せてパーを拾っていくことが大事ですが、街の練習場では芝の上からアプローチする環境が少ないため、難しく感じているゴルファーは多いのではないでしょうか。

そこで今回は私がたまにゴルフ場で行う「練習ラウンド」についてお伝えします。これは、スコアをつくりにいかない、あくまで練習のためにゴルフ場でプレーすること。

普段のラウンドではセカンドショットでグリーンを狙いますが、この練習をするときはあえて1番手下のクラブで打ってグリーンの手前に落とすんです。つまり、わざとアプローチをする環境を作って、寄せワンでパーを拾う訓練をするということです。

画像: プロキャディが提案する、アプローチを磨くための秘策とは!?(撮影/ 渡辺義孝)

プロキャディが提案する、アプローチを磨くための秘策とは!?(撮影/ 渡辺義孝)

いくら練習場の人工マットで打っていても、ゴルフ場では毎ショット芝の上で打ちますし、そうそう真っ平らなライはないですよね。このような訓練をすることによって、練習場ではわからない球の転がり方や飛び方、芝の抵抗などを知ることができるんです。さらにライによってどういうクラブを使ったらいいのかという状況判断もつきやすくなるから、結果的にスコアがまとまりやすくなるということなんです。

もちろんコースに行ったらいいスコアでプレーしたいですし、あえてパーオンを狙わないのは抵抗があると思います。それでも、あえて全ホール短いクラブで打ってアプローチパターの練習をする機会を作ってみてはいかがでしょうか。18ホールじゃなくても、薄暮や早朝で9ホールだけ練習するだけでも芝から打つ感覚は養えるはずです。

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

また何度もラウンドしたことのあるコースであれば「いつもはドライバーだけど今日は3番ウッドで打ってみよう」と、いつもと違うクラブで試すこともできますよね。アプローチとパターといったショートゲームだけでなく、マネジメントという意味でも自分のスキルを上げるポイントになるのが練習ラウンドのメリットなんです。

スコアアップしたい! ベストスコア更新したい! と考えているゴルファーは一度この練習ラウンドを一度試してみはいかがでしょうか? その際はくれぐれもスロープレーにならないようにご注意を!

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