話を聞いたのはみんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修。プロだけあって、スマホにはゴルフ関連のアプリがズラリ。自身のプレーや練習はもちろん、取材などでも役立つアプリを入れているという。
「たとえば、『トラックマン』や『フライトスコープミーボ』、『GCクワッド』といった弾道計測器のアプリは仕事柄欠かせません。試打取材で得られたデータは、アプリで管理しています。そして、自分の練習や、他のプロにアドバイスする際に役立つのがスウィング解析アプリですね」
中村が愛用しているのは「スウィングチェックbyじゃらんゴルフ」というアプリと「Dr.Swing」というアプリだ。
「スウィングチェックbyじゃらんゴルフは、スマホで撮影した動画を取り込んで、前傾角度の線を引いたり、頭の位置に丸を書いたりが簡単にできますし、過去の自分とスウィングと比べたりするのがやりやすいので日常的に使います。もうひとつのDr.Swingのほうは体の骨格の動きを確認できる解析アプリなんですが、世界のトッププレーヤーのデータも入っているので、動きを研究するのはもちろん、仕事でスウィングの解説をする際にも参考にしています」(中村)
スウィング解析アプリも、スウィングがAIが診断してアドバイスや無料のレッスン動画を提案してくれるような多機能なものが存在するが、プロならではというべきか、むしろシンプルなものを好んで使っているようだ。
最後に、中村がラウンド前日やスタート前に必ず確認するのは「Windy」という風向きや強さが視覚化されたゴルフ専用ではないアプリだという。
「Windyは風向きと強さが時系列で確認できるので、スタート前に見ておくと便利なアプリです。たとえば、『今日の出だしホールはアゲンストだな』といったことが事前に予想できますから。天気や湿度、地表と上空の風向きの違いなどが細かく時系列で見られるので、午後からは風向きや強さが変わるといった情報を事前に頭に入れておくとマネジメント力が上がります。ちなみに、趣味の釣りでもよく使ってます。『風裏』って言って、向かい風にならない場所が釣りやすかったりするんですが……おっと余談でしたね(笑)」(中村)
使いこなすと強い味方になってくれるゴルフアプリ。プロが実際に使っているアプリを参考にしてみてはいかがだろうか。