こんにちは、ゴルフ記者・S子です。「リコーカップ」での原英莉花プロ、強かったですね〜。強くて美しくて、女子目線でも憧れちゃう原プロですが、S子が注目したのがパット時の手元。グローブを外さずにパッティングしているんですよね。ゴルフ5レディスで優勝した小祝さくらプロもつけていましたし、ちょっと気になります……！
S子はゴルフ歴3年ですが、始めたばかりのころに上級者から「パットのときはグローブを外したほうがタッチが合うよ」とアドバイスされてからなんの疑問を持つこともなく外してパットしていたんです。
原英莉花プロはグローブをつけたままパッティングしてますよね（写真は2020年の日本女子オープンゴルフ選手権 撮影／有原裕晶）
気になってプロに質問したことがあるのですが、グローブをしたままだと「ゆるまない」こと、「ショットやアプローチと同じ感覚でストロークできる」というふたつがグローブをつけたままパッティングするメリットなんだそうです。原プロもやっているし、これはやるしかない！早速試してみました！
まずはスタート前の練習グリーンで、グローブつけたままパットしてみます。ストレートな5メートルくらいのラインで試してみましたが、正直違いがわからなかった（笑）！だけど、実際にラウンドで試してみたら、意外と違いを感じられました！
なかでもS子的には7メートルから10メートルの下りのパットが好感触！ 試したのは木更津ゴルフクラブでグリーンの速さは9.0フィートと一般的な早さではあるものの、S子は普段からタッチ強め（距離感を合わせるのが下手）だからか、下りのパットはとても緊張します！オーバーが怖くてインパクトでゆるんで大ショート……というケースがよくあるんです（涙）。
グローブをつけたままでパットすると下りのラインでも「ゆるむ」ことなくストロークができる
だけど今回はグローブをつけたままだからか、「ゆるんだ」という感覚がほぼなかったんです！それと、上りのロングパットの場合はカップまで届かせようとして無意識にグリップを強く握りがちですが（S子だけかもですが笑）、グローブをしたままだと一定の力加減で握れて、18ホール通してもグリップの圧がそこまで変化なかった気がします。
グローブをつけたままパットすることでロングパットはゆるみ過ぎず、力み過ぎず、距離感を合わせやすい。とはいっても、1.5メートル以内のショートパットはグローブを外してストロークしたほうがいつもと同じ感覚で打てるため、入る確率が高かったかな～とも思います。S子的には一長一短を感じたので、ロングパットはつけたまま、ショートパットは外すというように使い分けてもいいかも！
ショートパットだけグローブを外してもいいかも！
ただ、S子もそうだったんですが、グローブを外してパットすることが当たり前のゴルファーにとってグリップを握った感覚が違うことから最初5ホールくらいはタッチを合わせるのが難しく感じてしまうかも。スウィングでも新しいことに挑戦しようとすると最初は違和感しかないですよね、それと同じで慣れるまでは時間がかかるかもしれないですが、自分に合うパッティングスタイルを見つけるきっかけになるかもしれません。
それに寒い季節もなってきましたし、グローブをつけたままのほうが暖かいというのもメリットですよね！プロもやっているグローブをつけたままパット、是非試してみてはいかがでしょうか？
