ゲーリー・プレーヤーと言えば海外メジャー通算9勝を挙げてグランドスラムを達成し、ジャック・ニクラス、故アーノルド・パーマーと並んで「ビッグ3」の一人に数えられるレジェンドゴルファー。
御年85歳となったプレーヤーだが、ゴルフに対する姿勢は現役さながら。今は「バックスウィングの短さに不満がある」と練習を続けているようだ。
直近の11月末には練習風景を撮影した動画も自身の公式SNSで投稿していたのだが、その模様が非常に豪華。なんとプレーヤーが練習していることを知り、ニクラスが合流。“帝王”が“南アの黒豹”にアドバイスを送るという、正にレジェンド級のレッスンが繰り広げられていたのだ。
実は9月下旬にもプレーヤーの元を訪れアドバイスしていたニクラスだが、今回はインストラクターのリック・スミス氏とともに訪問。
動画ではプレーヤーのスウィングを見たニクラスが、左肩を回しきれておらず、その結果腕とクラブが体の内側を動き過ぎ、手元が高く上がらずフラットなスウィングになってしまっていることを指摘。
スミス氏に左肩をきちんと回した場合と固定した場合でどの程度の差があるのかをデモンストレーションしてもらいながら、改善に挑んでいた。
その後も一打ごとに言葉を交わし、練習を重ねた一行。プレーヤーの投稿によれば、これらの練習は12月19日より開催される「PNC選手権」に向けた準備とのこと。
PNC選手権とは各年代で活躍してきたメジャー大会優勝プロとその家族がタッグを組んで戦う大会。タイガー・ウッズが息子のチャーリーとともに出場することで注目を集めており、プレーヤー自身も孫と参戦予定だ。
「#restisrust」(休むと錆びる)というハッシュタグとともに、「研鑽は絶対に止めない」という言葉で投稿を締めくくったプレーヤー。実力を高めるための努力を怠らない辺り、レジェンドがレジェンドたる所以が見て取れる。