ある程度規模の大きな練習場だと、施設内にゴルフ工房が併設されているケースがある。いかにも上級者っぽい常連客がついていて、ちょっと入りにくいイメージ……と思う人もいるかもしれないが、この工房、利用してみると実はメリットいっぱい。ゴルフ記者・S子がレポート!

こんにちは、ゴルフ記者・S子です!

今年も12月に入り寒い日が続いていますが、S子は練習場へ通うことが増えて温かくなる季節に向けて猛練習中です!気分を変えるために色々な練習場へ行くことの多いS子ですが、練習場の片隅にあるゴルフ工房って行ったことありますか?

「工房があることは知っていても行ったことはない」「上手い人が行くところじゃないの?」というゴルファーは多いのではないでしょうか。S子自身も上級者やトップアマのようなこだわりを持つゴルファーが調整するための場所というのが工房のイメージでしたが、実際のところはどうなんでしょう……。

千葉県の練習場「リトルグリーンヴァレー船橋」にあるユニバーサルゴルフ船橋の店長を務める菅野崇(かんの・たかし)さんに話を聞いてみると「ゴルフを始めたばかりのゴルファーほど相談してほしい」と意外の回答が返ってきたんです。

「先日はゴルフを始めて3か月のお客さんが『グリップのフィーリングが硬いような気がする』と相談しにきてくれたんですよね。今回は柔らかいグリップに交換しましたが、そういう本能的なものを相談して頂いて、僕たちができることを提案するのが工房の仕事だと思っています」(菅野、以下同)

画像: 「ユニバーサルゴルフ船橋」でクラブの調整を行う菅野崇さん。ゴルファーに合わせた処方箋を出してくれるクラブのお医者さんのような存在です

「ユニバーサルゴルフ船橋」でクラブの調整を行う菅野崇さん。ゴルファーに合わせた処方箋を出してくれるクラブのお医者さんのような存在です

なるほど~。工房とは悩みをカウンセリングして、その処方箋を出す、まるでクラブのお医者さんのような役割をしてくれるところなんですね~!でも、工房へ相談するまでのハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか?

だけど、それは凄く勿体ないことだったみたいです!

「お客さんにも当然だけど”予算”があるわけですから、悩んでいることに対して予算内で解決できるようにお手伝いをしていくことが大事だと考えています。グリップひとつだけでも結果が変わることだってありますし、些細なことだと思っても、相談してほしいなと思います」

ゴルフを始めたばかりの頃は右も左も分からずに間違った知識で覚えてしまいがちですが、信頼できるクラブのお医者さんに相談できれば、合わないクラブを買うことはなくなりそうですし、ゴルフ上達する近道になりそう……な気がしませんか? S子ももっと早く工房の良さに気付いていればクラブを買っては合わずを繰り返した無駄な出費を抑えられたかも……!(トホホ)

また練習場内にある工房だからこそのメリットもあるそうなんです! どういうところなんでしょうか?

「ライ角、ロフト、シャフト交換、グリップ交換と、乾燥時間が必要な場合もありますが、調整したあとすぐに試せるというのは大きなメリットですよね」

たしかに、それで違和感があれば、すぐに相談できるわけですもんね……!みなさんも、なにかゴルフに悩みを抱えていたら、いつも行っている練習場内にある工房なり、ご近所の工房なりに相談してみてはいかがでしょうか?上達するきっかけがつかめるかもしれませんよ!

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