スコアカードにペグシルでスコアを記入する……人は今も多いが、最近ではスコア管理アプリを利用するゴルファーも増えてきた。ただ、プロキャディ・伊能恵子は「上達するためにはスコアを手書きすることも大切です」という。一体どういうことだろうか?

今はゴルフに役立つアプリが増えてきていて、スコア管理アプリはそのひとつですよね。間違いなく便利ではありますが、私は100切り、90切りを目指しているゴルファーは手書きでスコアを記入したほうがゴルフ上達につながるかなと思います。

画像: スコアカードにペグシルで手書きしたほうが上達するというが……それってどういうこと?(撮影/姉崎正)

スコアカードにペグシルで手書きしたほうが上達するというが……それってどういうこと?(撮影/姉崎正)

その理由はズバリ、書くことで記憶に残りやすいから。

私は今でもスコアカードは手書き派ですが、私自身、ゴルフを始めて90切りを目指していたころはスコアカードを2枚持っていました。1枚は全員のスコアを書くためのスコアカード。もう1枚には自分が打ったクラブの番手、距離、風、打った結果を記入していたんです。

もちろん、私のように2枚のスコアカードに書きましょう! というわけではありません。ちょっと手間ですからね。オススメは、「自分の飛距離」を把握すること。

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名だ(写真は2017年のダイヤモンドカップ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名だ(写真は2017年のダイヤモンドカップ 撮影/姉崎正)

たとえば、フェアウェイから160ヤードのセカンドを打って、当たりが良かったとしましょう。そうしたら、スコアカードに番手と飛距離を記入。毎ショット書くのは難しいというときはショートホールだけでも記録しておくと、今後の自分の目安になるはずです!

ちなみにラフからはフライヤーしたりする可能性があるので、フェアウェイからナイスショットしたときの情報だけで十分。

人間って失敗したことは覚えているけど、自分にとっていい情報は意外と記憶が曖昧で、ナイスショットを「何番アイアンで打ったか」、そして「何ヤード飛んだか」という肝心な情報を忘れてしまいがちなんです。

だからこそ、いいショットの結果を自分でメモしていくことで、記憶に残していく。そうすれば、番手の選択を誤ることが格段に減って、スコアアップのきっかけになるはずです。

最近はずっとスコアはアプリ頼みだな~というゴルファーは、初心に返ってラウンド中はスコアを手書きすることでなにか上達のヒントを見つけられるかもしれませんよ!

This article is a sponsored article by
''.