2020年コロナによってゴルフは深刻な影響を受けた。PGAツアーは3月開催の第5のメジャー、プレーヤーズ選手権初日を終えて中止、3カ月ストップした。他のツアーも同様に試合は中止。ところがアメリカではタイガー・ウッズがマスターズに初優勝した1997年以来となるゴルフブームが巻き起こっていた!?

3月中旬のロックダウンで全米の多くのゴルフ場は営業中止に追い込まれた。ゴルフデータテックの統計によると4月の総ラウンド数は前年の同じ時期に比べ15.6パーセントの減少となった。

しかし5月、8パーセント減、9月1.7パーセント減と徐々に持ち直すと、7月には3パーセント増とプラスに転じた。されに10月には前年比10.8パーセント増と高い上昇率を示した。

画像: コロナ禍の米国で、ゴルフブームが起きていた

コロナ禍の米国で、ゴルフブームが起きていた

これはタイガーの登場で空前のゴルフブームが起きた1997年以来、史上2番目の伸び率。夏から秋に向けアメリカでは特筆すべきゴルフブームが到来していたのだ。

データによると2020年の総ラウンド数は19年に比べ約5000万ラウンド増加しており、これはロックダウン期間があったことを考えると驚異的な数字だという。データ会社社長は「春の悲惨なスタートを思うと驚くべき好転」と語っている。

ゴルフ人口が減少傾向にあるなか皮肉にもコロナによってラウンド数が増加。特にジュニアとビギナーの増加率が高く前年比20パーセントアップ。用具の需要も高まりゴルフ業界は潤った。

「ビギナーが初心者セットを購入するとドライバーとウェッジをアップグレードしたくなります。そのサイクルは少なくとも1年以上。でも今年は4カ月から6カ月でアップグレードするゴルファーが多かったですね」と人気ゴルフショップのオーナー。

コアなゴルファーのラウンド数も増えた。ナショナルゴルフファウンデーションの調査ではプライベートコースの財政状況が「良好または非常に良い」とする割合が数年前は46パーセントだったのに対し、今年は64パーセントに上がったと報告している。「年に5回プレーしていたメンバーがいまでは月に5回プレーしている」のだそう。

これだけ好調だった理由はジムやオフィスが閉鎖され、そのほかのスポーツをする機会が奪われたことが考えられる。ソーシャルディスタンスを保ちながら静かにプレーできるゴルフはSNSやリモート会議では得られなかった心の充足と人との繋がりを担保することが可能でもあった。

スポーツ心理学者のジョナサン・フェーダーはこう分析する。「男性は自らのメンタルヘルスについて話したがらない。セラピストにかかることもありません。普段からスポーツで自分の精神的なバランスを保っているのです。ゴルフは困難な時代でも安全にプレーできるほぼ唯一のスポーツ。ゴルフによって精神的に救われた人は多い」。

果たしてこれが一過性のブームなのか? これからも続くのか? それがわかるのはこれからだ。

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