毎年PGAツアーの初戦はその年のニューモデルへと選手たちのギアがガラッと変わるのが風物詩。コロナ禍に見舞われてイレギュラーなシーズンとなった2020年を終え、新たな年を迎えた今年もそれは例外ではないようだ。
まず、2020年に大ヒットしたドライバーのひとつ、テーラーメイドの「SIM」シリーズのニューモデルと予想される未発表の「SIM2」ドライバーを、DJことダスティン・ジョンソンやコリン・モリカワがテスト。
ダスティン・ジョンソンとコリン・モリカワはルールを司るR&AとUSGAの公認リストに掲載されたニューモデルの「SIM2」と「SIM2MAX」「SIM2MAX‐D」のうち、「SIM2」を試しているようだ。本番で使うかは不明だが、練習ラウンドで使用していることから、実戦投入の可能性は十分にある。
キャロウェイと契約を結んだばかりのジョン・ラームも、さっそく最新モデルをテストしている。
キャロウェイといえば先日USGA(米国ゴルフ協会)の公認ドライバーヘッドリストに「エピック」のニューモデルが掲載された。同モデルは大きく分けて「エピックマックス」と「エピックスピード」の2種類に分かれるが、ラームが使っているのはエピックスピードのようだ。
思い返せば3年前の同大会で、テーラーメイドの当時のニューモデル「M4」を手に、DJが432ヤードという驚異の飛距離を出してあわやパー4でアルバトロスというスーパーイーグルを達成したことは大きな話題となり、発表前からM4の評判を高めるといったこともあった。
テーラーメイドとキャロウェイ、毎年この時期に話題を集める両メーカーの最新モデルの“中身”は依然として不明だが、ギアに対する注目度が高まるこの時期はプロたちが出す“結果”がクラブへの評価に影響を及ぼすのもたしか。
果たして、DJ、モリカワ、ラームらは最新モデルを実戦投入するのか。仮にそうなった場合どんなプレーを見せてくれるのか? 注目だ!