感染症対策がどの分野にも求められるなか、注目されるゴルフのプレースタイルのひとつに“手引きセルフ“がある。「試したことないなあ」というゴルファーのために、日頃から手引きカートでプレーを楽しむゴルフライター・コヤマカズヒロに話を聞いてみた。

主に河川敷のゴルフ場などで、キャディバッグを手引きのカートに積み込み、自分でそれを引っ張ってプレーする“手引きセルフ“。当然ながら歩きのゴルフとなるため健康的だし、同伴者との距離も保たれる。

ただ、シングルの腕前のコヤマによれば、そういった健康面や、感染症対策だけでないメリットが手引きセルフにはあるという。

「たとえば2段グリーンで奥にピンが切られている場合は、ウェッジか、9番か、思い切って8番か……と悩む場面ですが、バッグが常に手元にあることによって、ライや状況を判断してからクラブ選択をできるんです」

画像: 手引きカートを使ったセルフプレー「手引きセルフ」のメリットとは!?(撮影/小林司)

手引きカートを使ったセルフプレー「手引きセルフ」のメリットとは!?(撮影/小林司)

この状況ならウェッジではなく9番だな……と思っても、その番手が手元になければカートまで取りに行く手間を考慮して「ウェッジでいいや」と打ってしまいがち。だが、手引きセルフの場合、「カートまでクラブを取りにいく手間」は存在しない。だからこそ、クラブ選択が意のままに行えるというわけだ。

そしてもうひとつのメリットは「スロープレー防止につながる」ということだ。

「手引きでプレーしているとバッグだけでなく、距離計、飲み物、目土なども常に手元にある状態なので、プレーがスピーディになります。乗用カートのプレーではセカンド地点に止めて、セカンドショットして、カートに戻って……の繰り返しで、意外と時間がかかったりするんです。手引きは歩く時間がかかるので、大幅な時間短縮とはならないかもしれませんが、スロープレーにはなりにくいし、なにより自分のリズムでプレーできると思いますよ」

自分のリズムでプレーでき、番手選びも意のまま。だから、「意外と手引きセルフはいいスコアが出たりします」とコヤマ。自分のバッグを自分で引いて歩きながらプレーするゴルフは“ゴルフの原点“感も味わえるもの。一度試してみてはいかがだろうか。

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