かつてダスティン・ジョンソンが432ヤードという飛距離を叩き出してパー4であわやホールインワンというスーパーショットを放つなど、プロたちの飛距離に注目が集まるPGAツアー「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」に、今年も“400ヤードヒッター“が現れた。しかも4人!

PGAツアー初戦「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で400ヤード越えの飛距離を叩き出したブライソン・デシャンボー(左)とキャメロン・チャンプ(右)(写真左は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正、写真右は2019年京セラフェニックスチャレンジ 撮影/岡沢裕行)
400ヤードといえばほぼドラコン競技専門の数字という印象。しかし、最近のゴルフ界では、もちろん打ち下ろし、フォロー風、フェアウェイが硬いなどの条件はあるにせよ、400ヤード飛ばす選手が珍しくなくなってきたのも事実だ。しかし、1試合で4人というのはすごい。
Twitter: @PGATOUR tweet
twitter.comPGAツアーの公式Twitterによれば、もっとも飛ばしたのはキャメロン・チャンプで424ヤード、421ヤード、404ヤードも記録しており、1試合で3度400ヤード超えを達成したことになる。
チャンプ同様に3度400ヤード超えを果たしたのがマッド・サイエンティスト、ブライソン・デシャンボー。414ヤードを筆頭に、405ヤード、400ヤードをカッ飛ばしている。
ではあとの二人は誰か? ひとりはアダム・スコットで、403ヤードを記録。ジャスティン・トーマスも401ヤードを記録している。40歳のアダム・スコットが400ヤードヒッターに名を連ねているのもすごい。
「300ヤードを超える飛距離を誇る飛ばし屋」というのは、いわば慣用句的表現だが、近い将来それは「400ヤードを超える飛距離を誇る〜」というふうに変化していく……かも。