「G710アイアンの5番が大のお気に入り」
ピンが新たに金谷拓実とのクラブ契約を発表した。
中学生の時に地元広島で開催されていたピンの試打会に足を運んで以来、魅力に惹き込まれていき「気がついたらピンユーザーになっていました」という金谷。そんな金谷の最新クラブセッティングは以下のようになっている。
【金谷拓実のクラブセッティング】
ドライバー:G410プラス(9度)
FW:G410LST(3番)
UT:G410ハイブリッド(19度)
アイアン:G710(5番)、i210(5~PW)
ウェッジ:グライドフォージド(52、58、60度)
パター:シグマ2 アーナ
ウッド類は最新のG425シリーズではなく、一世代前のG410シリーズ。この採用意図についてプロゴルファー・中村修は「試合で使い慣れた道具に対する信頼性を優先する金谷選手のクラブに対するこだわりが感じられます」という。
「さらに、セッティングから金谷選手のプレースタイルも見えてきますね。キャリーで300ヤードを飛ばすようなロングヒッターではないことから、ある程度スピン量のあるコントロール性のいいドライバー、ウッド類は距離の階段をやや大きめに取る3Wと19度のUTの3本体制です」(中村)
アイアンのセッティングはG710に加え、i210も5番からPWまで採用。G710の5番のロフトはカタログ上は21.5度。i210は26度。同じ「5番アイアン」ながら飛距離の階段はしっかり作れそうだ。
ウェッジはグライドフォージドの52、58、60度を採用。i210のPW(45度)と合わせてウェッジ4本体制。全体的には、“下が厚い”セッティングと言えそう。
「PWまでキャビティで球が上がりやすく寛容性の高いモデルを選んでいます。PWを含めるとウェッジは4本体制であることからロングゲームよりもショートゲームで勝負する金谷選手のプレースタイルならではのセッティングと言えます」(中村)
この14本のなかで金谷自身が「大のお気に入り」だというのはG710アイアンの5番。「ボールが上がり、スピンがきちんと入り、しかも飛ぶ。パー3で使用することが多く、大活躍しています」と絶賛。
新たにピンファミリーとなり、プロ入り2年目をスタートする金谷。まずは今週のソニーオープンでの活躍に注目だ。
※2021年12時12分 画像を一部差し換え致しました。