今週のPGAツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」といえば、青木功(現日本ゴルフツアー機構会長)が1983年にPGAツアー日本人初優勝を挙げた試合。“その瞬間“をPGAツアーの公式ツイッターが紹介している。

ときは1983年。ハワイアンオープン(当時の名称)で優勝争いを繰り広げていた青木功は、最終日最終ホールのセカンドをミス。パー5のサードショットをラフから打つことを余儀なくされる。

画像: 現日本ゴルフツアー機構会長の青木功(写真は2017年の中日クラウンズ 撮影/姉崎正)

現日本ゴルフツアー機構会長の青木功(写真は2017年の中日クラウンズ 撮影/姉崎正)

イーグルで逆転。バーディでプレーオフだが、ボールはラフ。先にホールアウトしたクラブハウスリーダーのジャック・レナは勝利を確信していた。ところが、ラフからピッチングウェッジで放った青木の一打は、まさかまさかのカップイン。奇跡の逆転優勝となった。

いまをさかのぼること38年前。丸山茂樹、今田竜二、松山英樹、小平智らに先駆け、日本人がPGAツアーを初めて制した瞬間であった。

画像: イーグルを決めてPGAツアー日本人初優勝を掴んだ青木功

イーグルを決めてPGAツアー日本人初優勝を掴んだ青木功

この一打はもちろん日本のゴルフ界にとって歴史的一打であることは言うまでもないが、PGAツアーの歴史にも残る印象的な一打となっているようで、今年もソニー・オープン・イン・ハワイの開催に合わせてPGAツアーが公式ツイッターで“その瞬間“を動画で紹介している。

Twitter: @PGATOUR tweet

twitter.com

カップインの瞬間のギャラリーの割れんばかりの歓声、ジャンプして歓喜を表現する青木、一転敗者となってうなだれるジャック・レナ……まさにゴルフは最後までわからないを体現するようなドラマチックな幕切れだ。

新型コロナウイルスの猛威が続く中、グリーンを十重二重に囲むギャラリーの姿は今年もないが、日本人選手たちには青木が見せてくれたようなプレーで、日本のゴルフファンを熱くしてくることを期待したい!

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