緊急事態宣言が出されたり、テレワークが奨励されていることから、自宅で過ごす時間が増えている人は多いはず。そんな“おうち時間”でできる練習法として人気なのが、短いクラブを使った素振り。とはいえ、ただ振ってるだけでは上手くなれない。しっかり上達につなげるコツを、プロゴルファー・中村修に教えてもらった。

短いクラブにタオルやクラブを“ちょい足し”

自宅でなにかゴルフの上達につながることを…‥と短い練習用のクラブで素振りをする人は多いと思いますが、よほどモチベーションが高くないと10回も素振りをすると満足してしまうのではないでしょうか。

練習用の短いクラブは、振る感覚というよりは体の使い方を覚えるように使う方が効果的です。気をつけたいのは、短いクラブは手先で振れてしまう点。手先で漫然と振るだけでは、上達につながる練習には正直なりにくいのです。そこでオススメしたいのが、短いクラブを使ったドリルです。

まずは、タオルやヘッドカバーを左わきに挟んだ状態で素振りをするドリルです。この状態でテークバックすると背中がしっかり回って深いトップを作れますし、そのままダウンスウィングしてみるとインパクト後に左ひじが引けてしまう動きを矯正する効果もあります。これは、体の動きを確認するのに有効なドリルです。

画像: 左わきにタオルを挟んで素振りをすると深いトップをつくることができ(写真左)、フォローでの左ひじの引けも直せる(写真右)

左わきにタオルを挟んで素振りをすると深いトップをつくることができ(写真左)、フォローでの左ひじの引けも直せる(写真右)

もうひとつ、床に3本のクラブを置いてクラブ軌道を確認しながら振るドリルもオススメです。足元のラインに2本。ターゲットラインに1本クラブを置いて、フェース向きやクラブのポジションを確認しなが素振りをしましょう。

テークバックでのクラブの位置やその時のフェースの向き、インパクトゾーンでのクラブ軌道、フォローでのクラブの抜ける位置やフェースの向きなど、床に置いたクラブと重なるように位置を確認し自分なりの基準を持っておくことは調子の波を整える上で役に立ちます。

どのポジションでどこにフェースが向いているのが適正かは人によりますが、画像Aのように、ハーフウェイバック、ハーフウェイダウンの位置でフェースが前傾角度と平行になっていることがスクェアの目安になります。スマホで動画を撮りながら素振りをすると、より効果的です。

画像: 画像A。クラブがこの位置にあるときに、フェース向きが前傾角度と平行になっていればおおむねスクェア

画像A。クラブがこの位置にあるときに、フェース向きが前傾角度と平行になっていればおおむねスクェア

このように、素振り用の短いアイアンに“ちょい足し”することで上達につながる練習にすることが可能です。自宅で過ごす時間が増えた、というゴルファーは、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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