登録者数2.8万人と人気のゴルフYouTubeチャンネル「わっほーまっちゃんの日常」。そのなかで32万回以上再生されている動画が「砂がない硬いバンカーはこうやって打ちます」というもの。
バンカーの砂は消耗品であるため、ときおり砂が少ないバンカーと出くわすことがある。砂が柔らかくフカフカのバンカーも難しいが、砂のないバンカーはクラブを入れる隙間がないため「カツッ」とトップしがち。さらに、寒い季節ともなればさらに硬くなり、難易度はさらに高まる。
そんな硬いバンカーはどのように打てばいいのだろうか? プロゴルファー・岩男健一は柔らかいバンカーとの違いをこのように話す。
「柔らかいバンカーは砂の抵抗でヘッドスピードが減速してボールが飛ばない分、しっかり振る必要がありますが、硬いバンカーは地面に当たったときに逆にヘッドスピードが上がってしまうので、想像より飛んでしまいます。なので、硬いバンカーではヘッドスピードを落として打つことがひとつのポイントになるんです」(岩男、以下同)
ヘッドピードを落とすといってももちろんゆるめて振る、というわけではない。どうやればヘッドスピードを落とすことができるのだろうか?
「基本的にはスウィング自体を小さくするということです。ハーフスウィングくらいの振り幅だと、しっかり振っても自然とヘッドスピードを抑えることができますし、地面に弾かれる要素を減らすことができます」
その上で、地面にヘッドが弾かれすぎないように工夫をしておくのもポイントだ。
「グリップを強く握り過ぎてしまうのも地面にヘッドが弾かれる原因のひとつ。グリップはゆるく握っておきましょう。それとフェースもあんまり開き過ぎると弾かれる原因になるので、いつもより開かないように。スウィング面ではフォローで手元を低く出すイメージで振り抜いていくと、浅く砂をとって1回で脱出することができますよ」
硬いバンカーは多くのアマチュアゴルファーが苦手とするが、1回で脱出できるようになればスコアもグッと縮まるはずだ。みなさんもこの打ち方を参考にしてみてはいかがだろうか?
取材協力/太平洋クラブ成田コース