こんにちは、ゴルフ女子S子です! 普段からブログやSNSなどゴルフ関連の投稿をチェックしているS子ですが、ある日とても気になるクラブを紹介している記事を見つけました!それは池袋にある「チップゴルフ」の店長・安達哲治さんのブログで、自身が作ったというオリジナル短尺クラブを紹介していたもの。
身長156センチで普段使っている44インチのドライバーも長いと感じているS子にとって短尺クラブは興味津々! 実際に打ってみたいな~ということで、さっそくお邪魔してきました!
さて、短尺クラブといっても具体的に何インチくらいなのかが気になるところ。多くのゴルファーは45インチ以上のドライバーを使用していると思いますが、チップゴルフの安達店長によれば、「40~43インチを使ってるお客さんが多いですね。39インチという方もいますよ」とのこと! 39インチってユーティリティより短いくらい!?
ここまで短尺クラブにこだわる工房さんも珍しいように感じますが、安達さんはどうして作ろうと思ったんでしょう?
「自分が使いやすい道具はなんだろうと考えていくなかで、もっと簡単でラクに打てるドライバーがないかなと思ったのがきっかけです。1発の飛びではなくて(ショートホール以外の)14ホール使ったときに確率の高いクラブはなんだろうと突き詰めていくなかで、年々クラブを短くしていって今のクラブができたんです」(安達、以下同)
安達さんが最初に作ったのは44.5インチのドライバー。それを数年かけて半インチずつ短くしていき、今では41インチのドライバーを使っているそうです。7番ウッドより短いくらいの長さで、最初構えたときはちょっと短いかな?と感じましたが、S子は身長が低いからか意外とすぐ慣れちゃいました!
そして、ここまで短くする過程では、やっぱり苦労もあったみたい。
「シャフトの硬さですね。僕が使用していたSとかSXシャフトを短くするところから始めましたが、短くすると鉄筋のように硬くなってしまいます。SRやR、レディースシャフトでも試しましたが、短くするとそれでも硬いんです。そこで、僕の理想の短さまでたどり着けないと思ってコンポジットテクノさんと共同開発をして柔らかいシャフトを作ったんです。なので、うちのシャフトは普通のレディースシャフトより柔らかいですよ」
たしかに素振りしてみると、S子のドライバーよりしなっている感覚がわかるし、柔らかいシャフトの練習器具に近い硬さに感じます。ここまで柔らかい意味はどんなところにあるんでしょうか?
「ずっとしなりっぱなしだからこそ、自分自身がインパクトをコントロールできるようになるんです。たとえばハンドファーストなインパクトって、シャフトがしなった状態でインパクトを迎えますよね。柔らかいシャフトならしなっている時間が長いから短尺であることもあいまって、その状態を作りやすいんです」
ホントかな? と思いますがこれが本当!何と不思議なことに短尺クラブだと普段できないハンドファーストインパクトがS子にもできちゃった!短尺かつ、シャフトが柔らかいことで時間に余裕ができるから可能になるということなんですね! 面白いな〜。
とはいってもS子は平均スコア90半ばの腕前のため、毎回というわけにはいかず、ロフトが寝ているため球が高く上がりすぎてしまうときも……。それでもコントロールしやすいのでハンドファーストに当てられる確率は明らかに高い! 慣れるまで要練習だとは思いますが、明らかな個性の違いを感じることができました。
さてみなさんが気になるのは短尺にしたことで飛距離が変わるのでは!?というところですよね。ズバリ言ってしまうとS子の場合全然変わりませんでした(笑)!41インチのドライバーの飛距離は180ヤードで、今使っているクラブと変わらなくて本当にビックリです。ちなみに、34インチの8番アイアンも、36.5インチのユーティリティ(24度)も普段使っている番手とほぼ同じ距離でした。
短いからアイアンとドライバーでイメージを変えなくてもスムーズにスウィングできちゃいますし、オーバースウィングがちのS子ですが、自然とトップの位置も小さくなっていて、短尺クラブの魅力にハマりそう……!
「チップゴルフ」では短尺クラブのレンタルもできるみたいなので、気になるゴルファーはぜひ試してみては!?