昨年は優勝こそなかったものの、度々優勝争いを演じ、今やツアーの中心選手へと成長した堀川未来夢だが、ちょっと気になることを口にしていた。
「ずっとパターはスパイダーのセンターシャフトモデルを使っていて、それを替えるつもりはなかったのですが、昨年の1月からキャメロンのマレットタイプを使っています。一昨年くらいからパッティングに違和感があったんです。試行錯誤した結果いまはこのパターに落ち着いています」
堀川が違和感を覚えるのは上りのパットで、下りでは感じないとのこと。トーナメントのような高速グリーンではパットでストレスを感じないためにオートマチックに動くネオマレット系が重宝されるが、感性を失ってしまうこともある。
「今は上りのロングパットが一番苦手。その点新しく替えたキャメロンは、よく飛んでくれるので、小さいスウィングでもしっかりといってくれるのが嬉しいです」
パターと同様に、長年使っていたドライバーも新しいモデルへとチェンジしていた。
「すごく構えやすかったですね。飛距離も出ていますし、直進性も申し分ありません。狭いホールでも狙い撃ちできるので、開幕が楽しみです」
今年の活躍に期待したい。
【堀川未来夢の14本】
1W:ブリヂストン ツアーB X(9.5度、ツアーAD PT-7、硬さX)
3W:テーラーメイド M4(15度、ツアーAD PT-9、硬さX)
5W:テーラーメイド M4(18度、ツアーAD PT-9、硬さX)
7W:ブリヂストン ツアーB JGR(21度、ツアーAD PT-9、硬さX)
5UT:ブリヂストン J15HY(23度、DGツアーイシュー)
5I~PW:ブリヂストンツアーBX-CB(DGツアーイシュー)
52度、58度:ブリヂストン ツアーB XW-F(DGツアーイシュー)
PUTTER:スコッティキャメロン サークルT プロトタイプ
ボール:ブリヂストンツアーB XS
週刊ゴルフダイジェスト3/9号「pro's spec」より。撮影/有原裕晶