女子ツアーは2020年にコロナ禍で試合数が大幅に減ったことにより、2020年と21年をひとつのシーズンに統合している。まずは、2020年を終えての現在の賞金ランキングを振り返ってみよう。トップ10はこのような顔ぶれだ。ちなみに( )内は現時点での獲得賞金と、昨年の勝利数。
1 笹生優花(9389万1170円、2勝)
2 古江彩佳(9050万2992円、3勝)
3 原英莉花(7072万2208円、2勝)
4 小祝さくら(6288万6208円、1勝)
5 渡邉彩香(6025万9965円、1勝)
6 永峰咲希(4987万1162円、1勝)
7 西村優菜(4796万4000円、1勝)
8 シン・ジエ(4755万3250円、2勝)
9 鈴木愛(3677万7182円、0勝)
10 ぺ・ソンウ(3236万9350円、0勝)
新人とは思えない実力を発揮して2勝を挙げ、早くも1億円近くを稼いでいる笹生優花がトップに立ち、プラチナ世代で昨年3勝を挙げた古江彩佳が約300万円差で肉薄。少し離れて昨年2勝の原英莉花が獲得賞金約7000万円で追走している。
ルーキーからベテランまでがひしめく賞金ランク上位だが、このうちランク8位のシン・ジエを除いた9名は今週出場予定となっている。
また、昨年は海外ツアーに積極的に参戦していたことで国内での出場は6試合にとどまった渋野日向子(賞金ランク35位)も出場。2019年の全英女子オープン女王の大暴れにも大いに期待したい。
また、2020年は開催が中止された今大会のディフェンディングチャンピオンは比嘉真美子。地元・沖縄での中止を挟んだ“連覇”に期待がかかる。
1日1000人と上限はあるものの、2019年の最終戦以来の有観客での開催となる「ダイキンオーキッドレディス」。2年がかりの長丁場のシーズン、女子プロたちの戦いが沖縄からリスタートする。