フォローが大き過ぎるとインパクトで緩んでしまう
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフのスコアは最終的にはパットです。それも1~2メートルが入るか入らないかでスコアが大きく変わってきます。
たとえばアプローチが1メートルちょいに寄ったとしても、それが入らなければせっかくのアプローチが無駄になってしまいます。10メートル以上あるようなロングパットを1メートルくらいに寄せればそこそこナイスパットだと思いますが、これを決めきれないとせっかくの1パット目が台無しになりますしね。
でもショートパットってけっこう難しいじゃないですか。週刊ゴルフダイジェスト3/9号に「GD戦隊スウィングレスキュー」という、5人の戦士に扮したプロがアマチュアの悩みを解決する記事がありました。その中にショートパットが苦手なアマチュアの悩みを解決する記事があったのでやってみることにしました。
この悩みを解決しているピンクのウェアの「モモレスキュー」の正体は小澤美奈瀬プロだったのですが、小澤プロによるとミスパットの原因は「フォローの出しすぎ」。短い距離のパットなのにフォローが大きいということみたい。2メートル以内くらいの短いパットでフォローを大きくするとインパクトで緩むんだそうです。
では、どのくらいのフォローにすればいいのでしょうか? 小澤プロによると、ボール1個分くらい出せば十分とのこと。打ったら止めるくらいの意識で打って丁度いいらしいです。
もう一つ大事なことは左手首。ストローク中に左手首が折れてしまうとヘッドが目標方向に出てしまうし、方向性も安定しなくなります。ストローク中は左手首を固定したまま、左肩主導でストロークするといいようです。
さっそく手首を固定して、インパクト後にすぐヘッドを止める意識で打ってみました。このインパクト後すぐにヘッドを止めるというのが最初は意外と難しい。本当にインパクトで終わりというくらいの意識でないとヘッドって止まりません。パチンと打って終わりというイメージですね。数回打ってみて慣れてくると、確かにこの打ち方のほうがフェース面のブレは少なそうだし、ボールもしっかり転がってくれそうです。
注意することはパチンと打つイメージが強すぎるとパンチが入ってしまうこと。手首が動いてしまうとパンチが入りやすくなるので、手首は固定して、やはり肩からストロークするイメージがいいようです。テークバックからインパクトまで同じテンポでストロークして、インパクトしたら終わりという気持ちで打つとけっこういい感じで打てました。
パットでの方向性はインパクト時のフェースの向きがとても重要なので、手首を固定して小さいストロークで打つという、この打ち方はショートパットには効果がありそうです。1~2メートルのカップインの確率が上がってくると、アプローチも長い1パット目も気楽に打てるようになり、気楽に打てることで結果も良くなるという効果もあります。ショートパットが苦手な人は一度試してみるといいんじゃないでしょうか。