「最終18番をボギーでもベスト更新!」というシビれる状況がゴルフをやっているとたまにくる。そして、ボギーでもいいはずなのに、あがってみればダボ、トリ、ということもよくあることだ。この状況でベストを出し切るにはどうしたらいいのか? プロキャディ・伊能恵子が考えた。

「最終ホールをボギーで上がればベストスコア更新」という状況は多くのアマチュアゴルファーが経験していると思います。メンタルが試される瞬間ですよね。

こういった状況でプレッシャーを感じてしまうのは当然です。私も初めて1アンダーを出せるかもという状況でいつもはしないミスをして、結果はトリ。ベストスコアの夢が消えた苦い思い出を今でも覚えています……。

画像: ベストスコアを更新するための考え方とは?

ベストスコアを更新するための考え方とは?

では、「ボギーでベストスコア更新」という状況で、ボギーで上がるためにはどうしたらいいのでしょうか? 大切なのは、ボギーで上がるためにどうしたらいいかと常に考えることです。

たとえば、最終ホールのパー4で、ティショットをテンプラしてしまって100ヤードしか飛ばなかったとします。こういうときって、ミスをカバーしようと距離を稼げる3番ウッドを選んでしまいがちですよね。でも、ミスを他のショットでカバーしようと思えば思うほど、ミスは連鎖していくものです。

この状況で考えるべきは「ボギーで上がるためには、あと2打でグリーンに乗せればいい」と割り切って、2打目、3打目にどのクラブで打てば確実にグリーンに運べるかということです。

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

100ヤード先のラフからの3番ウッドなんて上手く打てませんよね。それよりも、自分の得意なユーティリティやアイアンなどを選んだほうがいい。それで3打目勝負したほうがはるかにベスト更新の確率は高いはずです。

私がキャディをしていたら18ホールを通して飛ぶクラブより曲がり幅の少ないクラブで打ってもらいますし、ベストスコア更新に特化するなら、とにかく確率の高いクラブを使ってもらいます。

だって、そうやって無理をしないでグリーンまで運べたら、あわよくばパーの可能性もありますし、スコアを2打も更新できるかもしれないんですから。

画像: 327ヤード飛んだ!タレント・ユージが48インチのシャフトにあるヘッドをつけたら最高飛距離更新!このクラブ、正体は?【ユージ ドラコン挑戦#4】 youtu.be

327ヤード飛んだ!タレント・ユージが48インチのシャフトにあるヘッドをつけたら最高飛距離更新!このクラブ、正体は?【ユージ ドラコン挑戦#4】

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