週刊ゴルフダイジェスト誌上で連載中のマンガ「フジタの時間」。ベテランプロ・藤田寛之のレッスンをマンガでわかりやすく伝える同作で紹介されていたバンカーショットのオススメ練習法を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた!

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕たちアマチュアゴルファーってバンカーショット苦手じゃないですか。苦手を克服するためには、できればいっぱい練習をしたいわけですが、なかなかバンカーショットの練習をする機会がない。仮に機会があったとしても、どういう練習をすればいいのかっていうのがわからないですよね。

週刊ゴルフダイジェスト3/16号の「フジタの時間」という連載マンガで藤田寛之プロがバンカーショットの練習方法を紹介していました。藤田プロと言えば小技の名手じゃないですか。その藤田プロが紹介する練習方法ですから、これは効果がありそうなので、さっそくやってみることにしました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト誌上で連載中のマンガ「フジタの時間」で紹介されていた、バンカーショットの練習法を実践!

週刊ゴルフダイジェスト誌上で連載中のマンガ「フジタの時間」で紹介されていた、バンカーショットの練習法を実践!

プロゴルファーや上級者は、バンカーショットと言うのはダフればいいのだから簡単なんてことを言います。でもね、これがアマチュアゴルファーにはなかなか難しいんですよ。藤田プロもバンカーショットは大体の場所にヘッドを入れれば、ボールは勝手に飛んでいってくれるから、それさえ覚えれば簡単と言っています。ではどういう練習をすれば、大体の場所にヘッドを入れられるのでしょうか? そして大体の場所ってどのあたりなのでしょうか?

まずサンドウェッジの先を使って、砂の上に少し太めの線を引きます。そうすると深めのV字の溝ができるのですが、そのV字の(自分から見て)左側の壁の部分に、サンドウェッジの底のバウンスを当てるんです。そこが大体の場所ということなんですね。

画像: ウェッジで作った溝の左側の壁にバウンスを当てるようにヘッドを入れる

ウェッジで作った溝の左側の壁にバウンスを当てるようにヘッドを入れる

1メートルくらいの線を引いて、前に進みながら連続打ちで線を消していくように打つ練習がいいそうなのでやってみました。これがね、思ったほど優しくはない。溝の幅があるので簡単かと思ったら、けっこう打点がぶれるんですよ。溝の右側を打ってしまったり、左側を打ってしまったり。溝の右にバウンスが当たるという事はダフりすぎなので、ボールは飛ばなくなります。逆に溝の左にバウンスが当たるということは、トップしているってことなので、いわゆるホームランになってしまうわけです。

画像: (左)溝の右側を打つとダフりすぎ。(右)溝の左側を打つとトップになる

(左)溝の右側を打つとダフりすぎ。(右)溝の左側を打つとトップになる

それでも少し練習すれば、だんだんバウンスが当たる場所が安定してきました。そこで、今度は溝の一番先にボールを置いて、連続打ちで溝を消す素振りをそしながら前に進んでいき、最後にボールを打つ練習です。

不思議なもので溝だけを打っているときは打点が安定しているのですが、ボールを打つときになるといつもより多めにダフってしまいます。どうしてもボールがあると、トップを怖がってしまうのか、溝よりも右側を打ってしまうんですね。これはメンタルの問題なんでしょうかね~。きっちりと溝の左側にバウンスを当てることができた場合は、しっかり砂が爆発して、良いバンカーショットが打てます。

画像: 連続素振りで溝の左側を打って、最後にボールを打つ

連続素振りで溝の左側を打って、最後にボールを打つ

藤田プロによると、バンカーショットはヘッドの入る場所がどこになるのかってことだけを考えればいいとのこと。スタンスやクラブの上げ方、振り抜く方向など、そんなことはどうでもいいらしいです。バンカーショットに形なし! とまで言われてます。なので、ボールの後にV字の溝をイメージして、そこの左の壁にバウンスを当てるイメージさえ持っていれば、バンカーショットが優しくなるんじゃないでしょうか。怖がらずに振り切るってことも大事だと思います。

もしバンカーショットを練習する機会があるのならば、闇雲にボールを打つのではなく、この練習を一度やってみてください。慣れてきたら、溝の幅を狭くしていくと、さらに練習になると思います。ボールを打たなくても、線を引いて連続素振りをするだけでも十分練習になると思うので、ぜひ試してみてください。

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