ハウスキャディさんが帯同する場合は「180ヤード先にあごの高いバンカーがありますよ」「左の花道狙いがいいですよ」というようなアドバイスをしてくれて、とくに初めてのコースでは助けられることが多いですよね。でも、セルフプレーではそうもいきません。
初めてのコース。かつ、セルフプレー。そんなときは、常に「本当にその選択で大丈夫?」と、もう1人の自分と会話することが、大叩きを防ぎ、スコアメイクする上で大事なことなんです。
たとえば、2打目が残り180ヤードでグリーン手前にバンカーがあるとします。みなさんならどうしますか? おそらく「安全に花道を狙ってボギーでいいや」と考えるゴルファーは少数派で、ほとんどのゴルファーはグリーンを狙うはずです。
だけど、知らないコースほどむやみに狙うのは危険なこと。万が一オーバーした場合、グリーン奥にOBがあったら?知らないコースではそういう危険もありますよね。こんな状況で「わざわざバンカー越えのグリーンを狙わずに3打目勝負のほうが安全だよ」というようにサポートしてくれる“もう1人の自分”がいるとゴルフはグッとラクになると私は思うんです。
脳内でもう1人の自分と“どうやって攻めるべきか”会議する。これはキャディが常にいるのと同じことです。「本当にこの選択で合っているかな?」と自問自答するだけで冷静に考えられ、無茶な攻め方が減り、スコアメイクに繋がる。つまり自然と大叩きもしなくなるはずですよ。
これはどんなレベルのゴルファーにも実践してもらいたいマネジメント法ではありますが、とくに「100切りはできたけど、90切りができない」というゴルファーにオススメしたいです。ちょっとした判断ミスでスコアを悪くしているケースが多いと思いますから、とくに効果的です。
毎ショットではなくても、迷いが生じた際だけ自問自答してみる。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?