今週開催の「WGCデルマッチプレー」はその名の通りマッチプレー方式で開催される試合。松山英樹も出場するが、優勝するためにはどんな選手を倒す必要がある? シミュレートしてみた!

64名の選手が4人ずつ16のグループに分かれてまずは総当たりのグループステージを戦い、ポイント1位の選手が決勝トーナメントへ進む方式で行われるWGCデルマッチプレー。出場資格は世界ランクの上位64人で、世界ランク23位の松山英樹も出場する。

さて、では松山英樹がチャンピオンとなるためには、どのような選手と戦い、勝ち進む必要があるのだろうか? 実際の組み分けを元に、松山以外は「つねに世界ランク上位の選手が勝つ」という条件でシミュレートしていきたい(以下、括弧内の数字は世界ランクを表す)。

画像: 今週開催の「WGCデルマッチプレー」に出場する松山英樹(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

今週開催の「WGCデルマッチプレー」に出場する松山英樹(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

まずはグループステージだ。松山と同じグループに入ったのは、メキシコのカルロス・オルティス(42位)と、レフティのブライアン・ハーマン(54位)、そして次のメジャー王者候補としてたびたび名前の挙がるパトリック・カントレー(10位)の3人だ。まずは勝利で1ポイント、引き分けで0.5ポイントが得られるグループリーグの得点争いでカントレーを筆頭としたライバルたちを上回る必要がある。

さて、首尾よくグループリーグを突破したとしよう。お隣のグループから勝ち上がってくるのはパトリック・リード(7位)。ちなみにリードは公式優勝予想で堂々の1位だ。

画像: 公式優勝予想で堂々の1位のパトリック・リード(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

公式優勝予想で堂々の1位のパトリック・リード(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

リードに勝てばベスト8だが、チャンピオンになるためにはあと3勝が必要となる。準々決勝の相手はジャスティン・トーマス(2位)。かつて“松山キラー”とも呼ばれた相手と、シミュレート上ではここで対戦することに。

ただ、現実にはトーマスが勝ち上がるためには前回の優勝者と準優勝者であるケビン・キズナー(34位)とマット・クーチャー(52位)が同組のグループリーグを勝ち抜く必要があるから、世界ランク2位のトーマスでも勝ち上がるのは簡単ではなさそうだ。

準決勝の相手は、ロリー・マキロイ(11位)を降したザンダー・シャウフェレ(6位)との準々決勝を勝ち上がってきたジョン・ラーム(3位)。世界ランク上ではラームとなるが、言うまでもなく誰が勝ち上がってきても難敵。そして決勝戦では世界ランク1位のダスティン・ジョンソンが待ち受ける……というのが「世界ランク上位者がつねに勝つ」という単純なシミュレートをした場合の松山英樹の優勝までの道のりとなる。

画像: 写真左から世界ランク11位のロリー・マキロイ、6位のザンダー・シャウフフェレ、3位のジョン・ラーム。勝ち上がるのは誰か!?

写真左から世界ランク11位のロリー・マキロイ、6位のザンダー・シャウフフェレ、3位のジョン・ラーム。勝ち上がるのは誰か!?

こうしてみてみると、世界ランク上位64人が出場するマッチプレーの厳しさがよくわかる。日本のエースの活躍を期待したい。

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