ドライバーなどのクラブは買い換えると途端に当たらなくなったり、逆に飛んだりと、合う・合わないが強く出るが、パターの場合とりあえず「当たらない」ことはない。だからこそ気軽に新しいモデルを試せたりもするのだが、関東在住匿名五下シングル氏は「距離感を養う上では、1本のパターを使い続けるのがいい」と言う。理由を聞いてみた!

ボールを頻繁に変えると、パッティングの距離感も変わってしまうから、なるべくボールはひとつの銘柄を使い続けるべきだと私は考えていますが、まったく同じ理由から、パターもあまり変えないほうがいいと思っています。

画像: パターは1つのモデルを使い続けたほうが良い理由とは?

パターは1つのモデルを使い続けたほうが良い理由とは?

以前、ピン・アンサー型のパターをコースのグリーンで何本も同時に打ち比べる機会があったのですが、同じアンサータイプのパターでも、モデルによって距離感が全然異なることに驚かされました。打感も、打音も、モデルごとに大きく違いましたね。

よく「気分転換」と称してエースパターから“浮気”をする人がいますが、ただでさえその日のコースのグリーンのコンディションに感覚を合わせなくてはならないところ、パターにも感覚を合わせなくてはいけないので大変です。パッティングの距離感を養いたい! と思う人であれば、エースパターをなるべく長く使うことを勧めます。

タイガー・ウッズやジョーダン・スピースといったパッティングの名手たちも、1本のパターを長く使っていますもんね。ただ、そのエースの感覚がどうしようもなく狂ってしまったときに、ピントを調節するためにまったく違う形状のパターを使うのはアリだと思います。タイガーも一時期マレット型のパターを使っていましたしね。松山英樹プロも、基本的にはアンサータイプですが、たまにマレットを手にしています。

また、これはやや余談ですが、個人的には距離感を養うという意味では大型マレットよりもピン・アンサー型や石川遼プロやフィル・ミケルソンが使うL字マレットなどの操作性の高いタイプのほうがやりやすいと思います。ショットの感覚に近くなるので、アプローチとの一貫性も出てきますしね。

たとえば1年間。試しにひとつのボール、ひとつのパターでプレーしてみてはいかがでしょう。来年の桜の咲く頃には、見違えるほど自分の距離感ができているかもしれませんよ!

画像: 【極限に挑戦】プロでも仕組みが分からない。アプローチの達人・伊澤秀憲の極限までフェースを開いたアプローチショット youtu.be

【極限に挑戦】プロでも仕組みが分からない。アプローチの達人・伊澤秀憲の極限までフェースを開いたアプローチショット

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