みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。松山プロのマスターズ制覇は本当に感動しました。ドライバーも安定していたし、アイアンもキレッキレでしたが、やはりパットが入ってたよね。とにかくしっかり打って、何度も良いパットを決めていました。
僕はパットは得意なほうなのですが、プレッシャーがかかるとインパクトの前で緩んじゃうことがあるんですよ。で、ショートしちゃったり、傾斜に負けてカップから逸れたり。月刊ゴルフダイジェスト6月号の「スウィングサイボーグ片山晋呉 上達の玉手箱」という連載に”しっかり打つ”ための練習方法が載っていたので、さっそく試してみることにしました!
片山晋呉プロといえば、通算31勝で永久シード権も持っているすごい選手です。そんな片山プロでも痺れる場面のパットではダウンスウィングでブレーキがかかってしまうことがあるのだとか。そんな片山プロがしっかり打つためにやっている練習方法が「寸止め練習」。普通にストロークするスピードで振って、ボールの手前でピタッとヘッドを止める。これを3回繰り返してから実際にボールを打つんです。
ポイントは、寸止めするからと言って、ゆっくり振らないこと。あくまでもいつもと同じスピードで振ってヘッドをピタッと止めること。
なぜこの練習がしっかりと打つ練習になるのか? ヘッドをピタッと止めるためには体幹のパワーが必要なんです。寸止めを3回繰り返してから打つことで、体幹を使ってボールを打てるようになり、しっかりとしたインパクトができるようになるということなんです。ヘッドがスムーズに動くようになり、フェース面がブレずにスクエアに当たるようになるという効果もあるのだとか。
さっそくやってみましたが、これ、予想以上に難しいっす。寸止めしようとしても、ピタッと止まらず惰性でヘッドが動いてしまいボールに当たってしまいます。かなり腹筋に力を入れてやれば、なんとか止められるかなって感じ。これを3回繰り返すのは本当に大変です。手だけでやるとまったく止まりません。
何度かやってるうちにだんだん慣れてきて、けっこう寸止めできるようになってきましたが、かなり疲れます。ジワッと汗も出てくるし、パットの練習がこんなに大変だとは思いませんでした。でも、普段からこのくらい体幹を使って打たないと再現性の高い、しっかりとした球は打てないんだな~ってことが分かりました。
寸止め3回の後にパットすると、明らかにインパクトが強く、転がりのいい球が打てます。ただ単に強く打つという感じではなく、ボールをしっかりと押し込むというか、厚いインパクトができるような感じ。ラウンドでもこのくらいのインパクトができれば、芝目とかにも負けない球になりそうです。体幹を意識して打つことで、インパクトで緩むこともなくなりそう。これは毎日の練習や、ラウンド前の練習グリーンに取り入れれば、かなり効果がありそうだと思いました。