ボールの赤道とトップラインを合わせる
プロコーチ・長谷川哲也によるとベストな高さを見つけることでナイスショットの確率も上がるという。
「ひとつの目安はボールの赤道とトップラインの高さを合わせることです。ディープフェースな大型ヘッドのフェース厚は56から58ミリ程度。そうすると28ミリ前後がフェースの中心になります。その中心付近の上下10ミリ程度外れても概ねナイスショットになりますから、約42ミリあるボールの赤道とトップラインを合わせると、フェース面の有効打点エリアで当たりやすくなります」(長谷川)
仮にフェース厚が56ミリとすれば、35ミリ(3.5センチ)の高さにティアップすれば、ちょうどボールの赤道がフェースのトップラインと合うことになる。
この状態からスウィングし、インパクトでヘッドが正確にアドレスの位置に戻ってくればテンプラとなるが、実際はヘッドが浮いた状態でインパクトを迎える。そして、ヘッドが地面から28ミリ浮いた状態であればボールがフェースセンターに当たることになるわけだ。しかし、芝から約30ミリも浮いた状態でのインパクトは浮き過ぎてるような気もする。それでいいのだろうか?
「人工芝のマットと違いティイングエリアの芝の長さは約10から15ミリくらいあります。そのため、心理的にマットの場合よりも少し上を振ろうとするもの。そのため、トップラインからボールが半分はみ出すくらいの高さがティアップとしては最適になるんです」(長谷川哲也コーチ)
460ccでディープフェースのドライバーのティアップは、トップラインとボールの赤道が重なる高さが目安。次のラウンドでは自分のティアップの高さが高すぎたり低すぎたりしないか、一度確認してみてはいかがだろうか。