「セカンドで160~170ヤード残ってしまうのが多いですが、ショートウッドに自信がありますし、それをアイアンと同じように打てたらいい」と「サロンパスカップ」の優勝会見で語った西村。
そんな西村と同じ理由でウッド類6本体制にしているのがエースゴルフクラブのインストラクター・高久(たかく)あずさ。なかでも「もっとも使う番手が9番ウッド」だという。
「9番ウッドはロフトが寝ているため、ボールが上がりやすくて、グリーンでしっかり止まってくれる。それが最大のメリットですが、ほかにもメリットがあるんです」
高久によれば、それはシャフトが短いぶん多少の傾斜からでも打てる点。そして、「なによりラフからのショットにピッタリ」だという。
「アイアンやユーティリティに比べてソール幅が広くて滑りやすく、かつロフトが寝ているためボールを運ぶように打ちやすいんです。打ち方もとくに工夫は要らず、強いていえば力まないことだけ意識すればOK」(高久)
とくに“細工”をしなくても、多少のラフなら苦にせず飛距離を稼いでくれる。それはたしかにコースを攻略する上でありがたい。では、デメリットはなんだろうか。
「あくまでもフェアウェイウッドが好きなゴルファーに限ることでしょうか。打ち込んでしまうと性能が発揮できませんから、アイアンが好きなゴルファーはユーティリティのほうが合うと思います」
というわけで、デメリットというより「合う・合わないはある」ということのようだ。しかし、もし5番ウッドや7番ウッドの下のユーティリティがどうも機能していない、という人は、9番ウッドが救世主になるかもしれない。
球が上がりやすい分風の影響を受けやすいとか、アイアンに比べると操作性が……といったことはあるかもしれないが、アマチュアにとっては「ラクに上がって飛んでくれる」メリットのほうが大きいはずだ。同じロフトのユーティリティに比べても、ヘッド体積が大きくシャフトが短い9番ウッドは、上がりやすさは一枚上手。スウィング的に“合う”ならば、試す価値はありそうだ。