松山英樹がマスターズ制覇の直前に変えたことで話題となったパターグリップ、ラムキン「ディープエッジパドル コード」。実は、現在好調の稲見萌寧、高橋彩華も同じグリップを使用している。このグリップはなにがいいのだろうか?

松山がコード入り、稲見、高橋はコードなしと違いはあるが、好調選手が使っていると聞くと気になってしまうもの。そもそも「ディープエッジシリーズ」のグリップは一体どんな特徴があるのかだろうか。クラブフィッターでスウィングコーチの関浩太郎は言う。

「まず、グリップの形状に特徴があります。パターグリップは握ったときに親指に振れる部分が平らになっていますが、ディープエッジシリーズは左手部分が細く、右手部分は広く設計されています。これにより手になじみやすく、方向性を出しやすくしているんです」

画像: ラムキン「ディープエッジパドル コード」。デープエッジシリーズは左手部分が細く、右手部分が太く設計されているのが特徴的と関氏

ラムキン「ディープエッジパドル コード」。デープエッジシリーズは左手部分が細く、右手部分が太く設計されているのが特徴的と関氏

関によれば、このグリップにはもうひとつ特徴がある。「重い」ということだ。

「昔に比べてパターヘッドは重くなってきているため、重めのグリップを装着することでバランスをとることができるんです。『ディープエッジシリーズ』は80グラムと通常のグリップより重め。それも特徴と言えます」

選手によってコード入りか無しかで分かれるがこれはフィーリングの違いにあるようで「コード入りは硬いので打感や打音も硬く、その感覚がより手に伝わります。硬い打感が好きならコードあり、柔らかい打感が好きというゴルファーはコードなしのほうを試してみるといいかも」という。

画像: 稲見や高橋はコードなしのパターグリップ「ディープエッジパドル」を採用している(写真は2021年のワールドレディースチャンピオンシップサロンパスカップ 撮影/岡沢裕行)

稲見や高橋はコードなしのパターグリップ「ディープエッジパドル」を採用している(写真は2021年のワールドレディースチャンピオンシップサロンパスカップ 撮影/岡沢裕行)

ただ、松山フィーバーもあって現在は入荷後即完売状態が続いており、販売代理店の朝日ゴルフによれば在庫復活は7月頃を予定しているとのこと。気になるゴルファーは、在庫が復活するのを待ちつつ、重めでコード入りのグリップを試してみると、松山気分が味わえるかもしれない。

画像: 松山英樹のスウィング、どう変わった!? 連続写真を比較して徹底解析!マネできるところはある?! youtu.be

松山英樹のスウィング、どう変わった!? 連続写真を比較して徹底解析!マネできるところはある?!

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