ウイルソンスタッフのニュードライバー「D9」をプロゴルファー・中村修と堀口宜篤が試打し、その性能をたしかめた。

ウイルソンと言えば、かつてのパーシモン時代に一世を風靡したクラブメーカー。とくにブレードタイプのアイアンは評価が高く、近年でも契約選手であるゲーリー・ウッドランドがウイルソンスタッフのクラブを使用して2019年の全米オープンを制したことで話題となった。

画像: ウイルソンスタッフのニュードライバー「D9」をプロが試打!

ウイルソンスタッフのニュードライバー「D9」をプロが試打!

そんなウイルソンスタッフが、今年5月に新たに発表したドライバーが「D9」。ボール初速と飛距離の最大化を目指したモデル。価格はオープンだが、編集部で実勢価格を調べたところ、ショップによっては3万円台で売られており、最新モデルながら価格が抑えられているのも魅力だ。

でははたしてその性能はいかほどのものか。さっそくプロゴルファー・中村修と堀口宜篤に、D9ドライバーを試打してたしかめてもらおう。なおロフト角は10.5度(海外モデルでは9度、13度もラインナップされているが、日本では10.5度のみ展開)、シャフトは純正モデルの三菱ケミカル「テンセイCKブルー」Sフレックスを装着して試打を行った。

まずは見た目の印象から両名に聞いてみよう。

画像: ウイルソンスタッフ「D9ドライバー」(ロフトは10.5度)

ウイルソンスタッフ「D9ドライバー」(ロフトは10.5度)

「ヘッド体積460ccのフルサイズヘッドで、かなりディープフェースかつシャローバック。低重心かつ深重心設計であることが見た目からも想像できますね。フェースがドストレートなので、構えたときの見え方として、振ってもつかまり過ぎたり、逆に右に抜けそうな感じがしません。しっかりとターゲットに向けて飛ばせる安心感がありますね。また、握った感じグリップはやや太めな印象ですね」(中村)

画像: フェース面は上下の距離が長いディープフェース(上)、トウ側からヘッドを見るとシャローバック形状であることがわかる(下)

フェース面は上下の距離が長いディープフェース(上)、トウ側からヘッドを見るとシャローバック形状であることがわかる(下)

堀口も「すっきりしているし、構えやすいです」とD9を評価。「ソール後方にウェートが搭載されていますが、可変式でもなくネックにもカチャカチャ(調整機能)がついていないので、作り的にはかなりシンプルですね」と話す。

また、堀口は純正シャフトのスペックにも注目する。

「純正シャフトはテンセイCKブルーの60グラム台というのもあって、クラブ重量が317グラム(Sフレックスの場合)とかなりずっしりしています。ワッグルした際も、結構重量感がありますね」(堀口)

ではさっそく両者の試打結果を見てみよう。

【堀口のD9ドライバーの試打結果】
HS43.4m/s キャリー232.3Y トータル252Y 打ち出し角14.3度 ボール初速62.7m/s スピン量2628.7回転

【中村のD9ドライバーの試打結果】
HS44.8m/s キャリー253Y トータル275Y 打ち出し角16.5度 ボール初速65.1m/s スピン量2038回転

「打感は少し弾きがあって硬めの印象です。シャフトの性能も相まってかスピン量が少なめに抑えられています。それでいてしっかりつかまえてくれるので、球が逃げるといったことはなさそうですね」(中村)

堀口も、中村と同様「スピンが少なく球をつかまえてくれる」と評価。シャフトについても「実際に振ってみると、US製のシャフトがそのまま入っている感じで、かなりしっかりめ。粘ってくる感じが強いですね」という。

シャフトの性能もあり、D9は「振れるゴルファーにオススメできるモデルです」と中村。

「もともと低価格ですが、シャフトがしっかりしているぶん、ある程度振れて一般的なモデルではシャフトのカスタムが必須という方でもそのまま使えるのはコスパ的にも大きいですね。重めのシャフトでもバンバン振っていける体力のある方なら、ビギナーから中・上級者まで幅広くオススメできると思います」(中村)

両者の意見をまとめると、D9は「ヘッドとシャフトの組み合わせによって低スピン性能とつかまりを両立した、クセのない優等生ドライバー」とのこと。もちろんある程度振れることが前提にはなってくるものの、リーズナブルな価格も含め、魅力的なクラブと言えそうだ。

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