3タイプのうち稲見萌寧はB1をテスト中
ブリヂストンのニューモデルと思しきドライバーがドライバー公認リストに掲載されたことを既に報じたが、ツアーの現場にも投入がはじまっている。
ニチレイレディスの会場でブリヂストンのツアーバスを取材すると、選手に渡すニュードライバーの組み立て現場に遭遇。発表前なので詳細はノーコメントを条件に撮影を許されたそれは、「B-Limited B1」、「B1」、「B2」の3タイプ。
3モデルに共通しているのは、ネック調整機能とサスペンションコアと呼ばれるフェース面の反発をコントロールする構造。B1とB-Limited B1は可変ウェートも装着されている。
B-Limited B1は可変ウェート+ディープフェース
まずは「B-Limited B1」を見てみると、ソール後方に移動式のウェートが設置されていて、重心位置を動かせるようになっている。見た感じではコントロール性が高そうで、3モデルのなかで一番締まって見えるモデルだ。
B1は可変ウェート+シャロ―フェース
「B1」はソール後方に「B-Limited B1」と同じく可変ウェートを備えながらもフェースの厚さはややシャロー。投影面積も「B-Limited B1」よりも少し大きく見えることから、「B-Limited B1」よりも慣性モーメントが大きく重心も深いモデルになっているようだ。
このドライバーに関しては、ブリヂストンとボール契約を交わし、クラブ契約はフリーの稲見萌寧がテストしているという。公式会見では「顔もよくて、打感、飛びもいい。あんまり曲がらなそうな感じを受けました」とコメントしていた。
「B2」は可変ウェートなし
「B2」は可変ウェートがなく、固定式のウェートがややヒール寄りに設置されていることから、おそらく重心アングルの大きいドローバイアス仕様と思われる。一番つかまりがいいモデルに仕上がっているのではないだろうか。印象としては、ツアーB JGRに近い性能を予感させる見た目だ。
ブリヂストン契約選手では渡邉彩香がすでに「B-Limited B1」を実戦投入している模様。3つのモデルはそれぞれどんな特徴があるのか、これからも注目しておきたい。