昼休憩後、後半のスタートホールで「お腹いっぱいで体が回らない」状況でも100%のスウィングしてしまうゴルファーは少なくない。しかしそれは大叩きしてしまう要因だとプロキャディ・伊能恵子はいう。一体どうしたらいい?

昼休憩後のミスは「準備不足」が原因

午前中のプレーを終えて、昼休憩。いざと向かった後半のスタートホールで叩いちゃうゴルファーって、多いですよね。その原因は“準備不足”かもしれません。

みなさん、朝はスタートの1時間前に到着して、30球ほど球を打ち、練習グリーンでグリーンの速さを確認し、ティオフの前は念入りに素振りしたりして準備万端で望みますよね。でも、後半はその反対で“準備不足”になりやすいんです。

昼休憩では少なくとも30分以上は座りっぱなしですよね。そうすると今まで9ホールプレーして体を温めたといっても、後半のスタート前は体がガチガチに固まっているはず。なのに後半のスタートホールでは素振りを数回なんとなくするだけ。そんなゴルファーは少なくありません。それでは、いつも通りのスウィングをすることはできないと思いませんか?

画像: 後半のスタートホールで大叩きしないためにはどうしたらいい?(撮影/姉崎正)

後半のスタートホールで大叩きしないためにはどうしたらいい?(撮影/姉崎正)

これはゴルフ場が混んでいて待つ時間が長いときも同じことですが、体が固まってしまうといつも通りのスウィングはできません。だからこそ、後半のスタート前には少し早めに到着して素振りだけでも念入りにしてあげることがオススメです。

ツアー会場でプロもやっていますが、オススメはウェッジ2本を持ってのゆっくり素振り。重たいクラブ2本で素振りすることで体がほぐれてきますから、それだけでもショットの結果は変わってくると思います!

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年のダイヤモンドカップゴルフ 撮影/姉崎正)

ただ、ランチの直後の満腹状態では、それでも100%は望めませんよね。だからこそ、フルスウィングするのではなく「フェアウェイに置いてあればいい」「セカンドが打てるところならOK」というような気持ちでティイングエリアに立ってみましょう!また無理にドライバーを持たずに、フェアウェイウッドを選択するというのもひとつの策だと思いますよ!

100%の状態と、準備不足の状態でマネジメントを変えていくことは、はスコアをまとめるために大事なこと。ナイスショットを打ちたい気持ちはわかりますが、後半のスタートホールではひとまず大怪我をしないこと。それを前提に、ショットをマネジメントしてみてくださいね!

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