自分が緊張していることを理解してあげる
アマチュアゴルファーが感じやすいプレッシャーといえば、ゴルフコンペで大勢の方に見られながら打つティショットやバーディパットなど「ここぞ!」という状況。こういうときに限ってミスしちゃうんですよね。
私はもともとそこまでプレッシャーを感じやすいタイプではないですが、苦手としているパターに関しては別。1メートル以内の距離でも外してしまうし、パーオンしているのに3パットしてしまったり……プレッシャーという敵に負けまくりました(笑)。
凡ミスを積み重ねると気持ち的にもストレスがかかりますし、なにより大事な1打を無駄にしてしまっている自分が本当に悔しかった。どうしたらプレッシャーに勝てるのか、考えていたらあることに気付くことができました! ヒントをくれたのは、私の職業でもあるピアノ。
私は自宅でピアノ教室を開いていて、子供のころから大勢の前で演奏したりしています。もちろん緊張するときもありますが、そのときは「今、緊張しているな~」と客観的に思うようにしているんです。プレッシャーがあるときは緊張していることを理解してあげることが一番大事ですからね。
それは仕事柄わかっていたはずなのにゴルフでは理解が追いつかないまま「入れなきゃ」「ナイスショットを打たないと」と考えてしまっていたんです。だけど、これは目の前の1打に集中できていない証拠ですし、邪念でしかなかったな~と思うんです。なんで気付かなったのか……(笑)。
プレッシャーがかかるのは、ゴルフもピアノと一緒だと思えるようになってからは気持ちがラクになって、凡ミスも減ってくれましたし、プレッシャーに強くなれた気がしています。
もちろん練習の積み重ねは大事ですが、ゴルフは技術以外にメンタルもスコアに直結しています。みなさんもプレッシャーが感じる場面では「プレゼンのときと同じだな」とか、ご自分の仕事に置き換えてみたりして、緊張している自分を認めてあげるところから始めてみると、ラクにゴルフができるかもしれませんよ!
※上山さんはアマチュアのためボランティアで協力していただきました