「スウィングを作る練習」と「ターゲットを狙う練習」を分けた
私は学生時代にバトミントンをやっていたこともあり、道具を扱うスポーツは比較的得意なほうでした。なので、初心者のころは「スウィングがキレイ」と褒めていただけることが多くて、凄く嬉しかったのを覚えています。
だけど、あるゴルファーから「はるぴょんはスウィングがキレイだけど、狙ったところにいってないな~」と言われたことがあるんです。いや、もう本当にその通りであっちこっちに球が飛んでしまっていて、ぐうの音もでませんでした(笑)。
このときの私が憧れていたのはプロのような美しいスウィングで、そうなるために練習に励んでいました。だけど、スコアを作るためには美しいだけじゃなく、再現性の高いスウィングが一番重要なことだと気づいたんです。
そこに気づいた私は闇雲にボールを打つのをやめ、大きくわけて「スウィングを作る練習」と「ターゲットを狙う練習」のふたつを行うことにしました。
まずひとつ目の「スウィングを作る練習」は自分のクセを直したり、ドリルをしたりと多くのゴルファーが日々行っていること。だけど、「スウィングを作る練習」の成果が出るのって1年後ですよね。大切なことだけど、1年後だと待ちきれない(笑)。
そこで私は、コースへ出たときにスコアをまとめられるように「ターゲットを狙う練習」も取り入れるようにしました。やることはとてもシンプルで上級者ゴルファーのほとんどが行っているような、練習場のピンや距離の看板をターゲットにするというもの。
これを今に至るまでずっと、日常的に行っていますが、短い距離で狙えないなら長い距離での再現性はもっと落ちてしまう気がするため、フルスウィングではなく10ヤードの看板から徐々に距離を伸ばしていくのが私流です。地味ですよね(笑)。
でも、この練習は私にとってすごく効果的で、“狙う感覚”が少しずつ身についてきたかな~と感じています!
練習場ではナイスショットが出るけど、スコアがまとまらないな~というゴルファーはぜひ試してみてはいかがでしょう?
※上山さんはアマチュアのためボランティアで協力していただきました