アイアンのリシャフトで球筋は変わるか!?
こんにちは、ゴルフ記者・S子です!
みなさんのゴルフの悩みはなんですか? S子はまず飛距離不足。そして、アイアンの左への引っかけです。スウィングが悪いのかな~と、色々なドリルを試したけど、上手くいかない……。
どうしたものかと悩んだS子は思い切ってアイアンのシャフトフィッティングを受けることを決意! シャフトフィッティングってドライバーのイメージが強かったから、アイアンは受けたことがなかったんですよね~、楽しみ!
さて、今回S子がフィッティングしてもらったのは東京・自由が丘に2021年にオープンした「KBS GOLF EXPERIENCE TOKYO」。KBSというと、PGAツアーのトップ選手たちやパワーヒッターが使うイメージですが、S子のようなゴルフ女子でも使えるシャフトがあるのでしょうか……?
S子のフィッティングを担当してくれた吉岡賢一郎さんに悩みを打ち明け、さっそくスウィングを見てもらうことに。「ウォーミングアップとして、まずはS子さんのマイアイアンで軽く打ってみましょうか」と吉岡さんに言われて7番アイアンで数球打ちますが、なんと“宣言通り”の左に引っかかる球しか出ない……(ツライ)。
「5球ほど打ってもらった計測結果を見ると、インパクトでフェースが左を向いていてかぶってしまっている状態です。なぜアイアンだけかぶってしまうのかというと、S子さんのアイアンはヘッドに鉛を貼っている分、クラブの重量に対してヘッドが重すぎるんだと思います」(吉岡)
S子のシャフトはメンズの50グラム台のRシャフト。身長156センチのS子でも振りやすいように短くカットしてもらったものなのですが、軽くなりすぎたため鉛をヘッドに貼っていたんです。貼った当初はいい結果だったのですが、時が経つにつれてそれが裏目に出ちゃっていたというわけなんですね~。
「S子さんのスウィングを見る限り、シャフトを変えるだけでも十分結果は変わると思いますよ。日本で正式発表はしていないのですが、KBSの『MAXシリーズ』のカーボンシャフトをまず試してみましょう」
そういって吉岡さんから渡されたのは45MAXという軽量シャフト。アイアンシャフトで45グラムって軽すぎないのかな? と思ったけど、素振りしてみた第一印象として素直に振りやすい! 一体どんな特徴のあるシャフトなんでしょうか?
「MAXシリーズは基本的にKBS MAXというスチールシャフトの設計と同じで、手元が柔らかくて先の剛性がしっかりしています。なので、スウィングスピード関係なくタイミングの取りやすいシャフトで、どんなアマチュアゴルファーにとっても使いやすいと思いますよ」
さっそく5球ほど試してみると、左へ曲がる気配すらない。持ち球であるストレートフェード系の球が出て、距離の再現性も高い!いや、もうこれしかない! とまで思っちゃいました(笑)。さてさて、数値的にはなにが変わったのでしょうか?
「ご自身のクラブだと最高到達点が地面から10ヤードくらいと少し低めですが、45MAXにしたことによって21ヤードと倍の高さが出ています。高さが出ると通常距離が落ちますが、S子さんの場合は今までロスしていた分、変わらず120ヤード出ていますね。つまり、球の高さを出しながら、飛距離も落とさないことができているというわけなんですね」
なるほど~、たしかに球の高さが全然違う! 同じスウィングをしているつもりでもシャフトが違うことによってこんなにも結果が変わるなんて……よかった(笑)。同じスウィングでも結果が変わるのが、フィッティングの良いとことですよね。
ちなみにS子が試した「MAXシリーズ」は、重量帯が45、55、65、75、85の5つあって、フレックスはSやRといった表記はなく1フレックス。日本で正式発表はしていないですが、気になるゴルファーは「KBS GOLF EXPERIENCE TOKYO」で試してみる価値ありだと思いますよ~!