こんにちは、ゴルフ記者・S子です。
普段のラウンドでは「ベストスコアを更新したい」という人もいれば「仲間とワイワイ回れればOK」など、ゴルファーそれぞれ楽しみ方がありますよね! 私はといえば、いつも1打でもいいスコアで回りたい! というタイプ。
そんなS子、今回はスコアを完全に無視して楽しむちょっと変わったゴルフを体験してきました! その名も「クロスカントリーゴルフ」。一体どんなゴルフなのか、イベントに参加した模様をレポートしていきますね!
「クロスカントリーゴルフ」がなにかといえば、コースを本来のレイアウトを無視して楽しむ遊び……といった感じでしょうか。グリーン方向からティーイングエリア方向に打ったり、あえて隣のホールを狙ったりするんです! もちろん、普段のラウンドじゃ絶対できませんよね。
クロスカントリーゴルフの体験イベントを主催したのはマグレガーCCを運営するマグレガーゴルフジャパンの松下健さん。「本来のレイアウト以外でプレーできたら面白いんじゃないか」と思いたち、コースの検討を重ねに重ね、安全面に十分に配慮した上で開催に漕ぎ着けたそうです。松下さんが“設計(っていうか、設定?)”した「裏マグレガーCC」で、イベント開始です。
スタート時間はコースが無人になる16時頃。裏マグレガーCCは7ホールで全長2805ヤードのパー30。イベントは変則オルタネート方式による二人1組でのペア戦で、ティショットのみ全員が打ち、ベストボールを選択して2打目以降は交互にプレーしていきます。
実際にプレーしてみると、裏マグレガーCCは「隣の隣」のホールへ打っていくホールもいくつかあり、崖越え、林越えは当たり前(?)でボールが紛失するのは当たり前(なので、プレーヤーにはロストボールが提供されました)。マトモなライからのショットはほとんどないと言っていいんですが、それがなんだか妙に楽しいんです。
いわば、「常にトラブルショット」。ティショットでさえも「木と鉄塔の間を通ってドローがかければ次が打ちやすい」みたいな難ショットが要求されるんです。そんなの絶対に無理~!と思いきやそこしか選択肢がないからと挑戦してみたら超スーパーショットが出たりしちゃうんです。もちろんほとんど失敗でしたけど(笑)。
プロゴルファーは「ピン位置から逆算してティショットの方向を決める」と聞きますが、クロスカントリーを体験して、今までS子はどれだけ“なんとなく”でしか狙う方向を決めていなかったのかと痛感。日本では馴染みのないクロスカントリーという一風変わったイベントだったからこそ、「狙う」というゴルフの本質が見えたのかも!
コースが無人にならないとスタートできないため、日が長いこの時期だから実現可能だったクロスカントリーイベント。S子が参加した日は7ホールをコンプリートし、スコアは「42」! ペア戦とはいえ、意外といいスコアが出ちゃいました。ゴルフの楽しみ方っていろいろあるんだな~と、ますますゴルフが好きになったS子なのでした。