東京オリンピックの男子ゴルフ競技ではアメリカのザンダー・シャウフェレが金メダルを獲得した。国を背負って戦う姿に感動を覚えたゴルフファンも多いはずだが、そんな世界のトッププレーヤーからアマチュアゴルファーが参考にできるところもあるとプロキャディ・伊能恵子はいう。ホント?

今日2021年8月4日からは「女子」がはじまりますが、先週は東京オリンピックの男子ゴルフ競技に釘付けだったゴルファーの方、多いんじゃないでしょうか。もちろん私もそのひとりです。とくに最終日最終組でプレーするザンダー・シャウフェレ選手と松山英樹選手の姿は、まるで松山選手が勝った4月のマスターズの再現のようでしたよね!

惜しくもメダルには届きませんでしたが、4日間通して松山選手のプレーには何度も興奮させられました。松山選手に限らず、どの選手もメダリストの称号をつかもうと戦う姿は感動的でしたし、銅メダルをかけた7人のプレーオフも含めて、終始面白いゴルフ競技だったな~と感じています。

さて、今日はそんな世界のトップ選手から学びましょう! というテーマです。でも一方で、「世界のトップは次元が違い過ぎて参考にならない」という人も多いですよね。たしかに、それはその通り。プロゴルファーにとってゴルフは仕事だからそのまま参考にはできません(笑)。

画像: 日本のエース・松山英樹ら世界で戦う選手たちから学べることとはどんなこと?

日本のエース・松山英樹ら世界で戦う選手たちから学べることとはどんなこと?

とはいっても、参考にできる部分がまったくないというわけでもないと私は思うんです。

たとえば”遠くへ飛ばす”ドライバーショットを参考にしようと思っても、彼らのような筋力や柔軟性、磨き上げたスウィングがなければ難しい。だけど、”ターゲットに寄せる”アプローチは参考になります。世界のトップと一般アマチュアゴルファーではドライバーのヘッドスピードは大違いですが、アプローチのスウィングスピードやボールの落としどころは参考にしやすいはずです。

打ち方やリズムも参考にできると思いますが、なにより「どんな状況判断をしているか」を意識して見てみることがオススメ。

たとえば、バンカー越えのアプローチで「転がしているか」「上げているか」の判断だけでも十分参考になります。必ずしもフェースを開いてロブショット、みたいな難しい判断を毎回しているわけではないですからね。

「プロって意外と簡単なアプローチを選択してるよな〜」とか、そういったことを参考にしてコースで実践してみると自分自身の”経験値”につながりますから、スコアアップのきっかけになるはずですよ!

さて、いよいよ本日からは女子ゴルフ! 日本代表の畑岡奈紗選手、稲見萌寧選手の活躍を見守りたいと思います!

撮影/服部謙二郎

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