みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフって難しいし、なかなか上手くなりません。やっぱね練習しなきゃ上手くならないわけですよ。しかも闇雲にボールを打っててもダメで、やはり役に立つ練習をしなきゃならんのです。
それには同じドリルをやり続けるというのが一番。これってなかなか難しいのですが(飽きちゃうしね)、でも一番効果があるし、遠回りのようで結局は近道のような気がします。
ではどんなドリルをやればいいのでしょうか? 週刊ゴルフダイジェスト8/17号に「僕らが続けるべき繰り返し練習」という記事がありましたので、その中のドリルを試してみることにしました。
この記事では6人のプロやコーチがドリルを紹介しているのですが、僕が気になったのは内藤雄士コーチがおすすめするハーフスウィングドリル。ハーフスウィングでボールを打つ練習ってよく聞きますが、何を目的としたドリルなのかとか、どこを注意してやるべきなのかってことを案外知らなくないですか? そういうことをちゃんと知ってやらないと、いくら繰り返しやっても意味がないんですよね。なので、今回はちゃんとやり方と、どういう効果があるのかをしっかりと考えてやってみることにしました。
まずスタンスを拳一個くらいの狭さにして、軸がぶれない力加減で体をターンさせて振ります。もちろん手打ちではダメなので、体をしっかりターンさせることが大事。振り幅はハーフスウィングでもクウォータースウィングでもOKです。最初はウェッジなどの短いクラブでやって、よろけずに振れるようになったら、だんだんと長いクラブに変えていくのがいいようです。
やってみましたが、ウェッジくらいの長さでのハーフスウィングくらいなら、あまり軸がブレずに振れる感じです。しかし7番アイアンくらいになってくると、ついつい強く振ってしまったり、手打ちになりがちになってきて、スウィング中に体がブレてしまいます。やはり長いクラブになるとついつい手で振ってしまいがちです。
内藤プロによると、バックスウィングで右ひじをたたみ、フォローでは左ひじをたたむようにすると、正しいひじのたたみかたやコッキングが覚えられるようです。上手くひじがたためるとバランス良く振れるような気もします。
これができるようになったら、普通のスタンス幅でのハーフショットをやります。もちろん体のターンを意識してボールを打ちます。
狭いスタンスでのハーフスイングをやった後だと、今までよりも体の動きとクラブの動きが同調してくれて、しっかりと体を使ってボールを打てる感覚があります。手元が浮いたりとか振り遅れたりってことになりにくい。この練習はプロがよくやっている、腕の間に柔らかいボールを挟んで球を打つドリルと同じ効果があるのだとか。できればボールを挟んでやったほうが分かりやすいんでしょうけどね。
何球か打ってみて、またちょっと手打ちになってきたな~とか思ったときは、スタンスを狭くして素振りをしたら良いと思います。この繰り返しってのが効果がありそうに思いました。
そして内藤プロはマキロイがジュニアの頃にやっていたドリルも紹介してくれているので、それも試してみました。まずはテークバックをシャフトが地面と平行くらいまで上げます。そこから一気に振り切ってフィニッシュまで持っていきます。これはきちんとした体のターンと下半身リードを覚えるドリル。手だけで振っていては、最後まで振り切れないし、ピタッとフィニッシュが決まりません。
これもやってみましたが、思った以上に難しいです。手だけで切り替えしてもまともにボールを打つことはできないし、きれいなフィニッシュにはなりません。かなり意識して下半身から切り返さないと下半身リードのスウィングができないです。このドリルはボールを打たなくても、毎日コツコツ続けていれば、かなり効果がありそうに感じました。ボールを打った場合も、少し低めの強いボールが出たときは良いスウィングができたときだと思います。僕もこのドリルでマキロイのようなカッコいいフィニッシュを目指したいと思います。
マキロイは笹生優花プロに「大事なのはすっと同じ練習を続けることだよ」と言ったそうです。やはり正しい練習をコツコツ続けることが上達への道なんですね。この記事には他のプロがおすすめするドリルも載っているので、ぜひみなさんも試してみてください。