本間ゴルフが新たに発売するプロ仕様のドライバー「ツアーワールドGSプロトタイプI」「ツアーワールドGSプロトタイプII」の2モデルを、プロゴルファー・堀口宜篤が試打! その性能をたしかめた。

「ツアーワールドGS」のプロ仕様モデル

本間ゴルフが新たに発表したドライバー「ツアーワールドGSプロトタイプI」「ツアーワールドGSプロトタイプII」。今年1月に発売された「ツアーワールドGS」ドライバーをベースに、ツアーで戦うプロたちの要望を取り入れてブラッシュアップさせたモデルとなっている。

画像: 本間ゴルフのニュードライバー「ツアーワールドGSプロトタイプI」(右)「ツアーワールドGSプロトタイプII」(左)をプロが試打!

本間ゴルフのニュードライバー「ツアーワールドGSプロトタイプI」(右)「ツアーワールドGSプロトタイプII」(左)をプロが試打!

フェースの反発力・寛容性を向上させる「ラジアルフェース」、たわみ戻りを生み出すソール前方の溝「クランクスリット」など、搭載されているテクノロジーは継承しつつ、新たにクラウンにカーボン素材を採用したことで、それぞれ最適な重心設計が実現しているという。

ではその性能はいかほどか。さっそくプロゴルファー・堀口宜篤に試打してたしかめてもらおう。なお、2モデルとも試打の際はネックの調整機能はニュートラルな状態(ロフトはいずれも9.5度の一種のみラインナップ)、シャフトは純正モデルの「VIZARD FZ」のSフレックスと組み合わせて行った。

直進性がスゴい「GSプロトタイプI」

まずはGSプロトタイプIから見ていこう。こちらは直進性を重視したモデルで、ヘッド体積は460ccと通常モデルのGSと同様。形状に関してもGSに似てシャローで「プロ仕様と言えど、やさしさを感じる見た目ですね」と堀口は言う。

「ただ、オートマチックな印象がありつつもフェースにバルジ・ロールがしっかりあってボールを操作できる印象も与えてくれます。あとGSプロトタイプIIにも言えるのですが、ヘッドがマットなブラックカラーなので少し締まって見えますね」(堀口、以下同)

画像: 本間ゴルフ「ツアーワールドGSプロトタイプI」ドライバー

本間ゴルフ「ツアーワールドGSプロトタイプI」ドライバー

ではさっそく堀口の試打結果を見てみよう。

【堀口のGSプロトタイプIドライバーの試打結果】
HS46m/s キャリー251Y トータル276Y 打ち出し角10.5度 ボール初速65.9m/s バックスピン量2285回転

「本当に直進性が高いですね。ド真っすぐしか出ませんよ。バックスピン量も少ないですが、サイドスピンも平均152回転とかなり抑えられていて、置きに行っても球がブレませんね。ドライバーでライン出ししていっても良いかなと思えるくらい真っすぐ飛びます」

見た目や寛容性に関しては通常モデルと似た部分があるが「つかまり性能で見れば通常モデルのほうが強めです」と堀口。また「打感に関しても違いがありますね」という。

「通常モデルのほうがやや弾き感があるのに対し、GSプロトタイプIはボールがフェースに吸い付いて、打った感触と出球のズレがないように感じました。通常モデルのGSのほうがやや弾きのある打感からもボール初速性能という面では上回っていそうですが、一方でインパクトした瞬間に勢いよくボールが飛び出すと、自分の想定以上に飛んでしまう感じがしてあまり好まないプロの方もいますから、これはフィードバックを受けての調整の結果でしょうね」

GSプロトタイプIに関しては、プロ仕様と言えど思った以上にやさしく、そしてより真っすぐ飛ばせる仕上がりになっているようだ。

自在に打ち分けられる「GSプロトタイプII」

続いてはGSプロトタイプII。こちらは操作性を重視したモデルで、ヘッド体積は少し小ぶりな450cc。ただ形状については「10ccしか違わないの? というくらい違っています」と堀口。

画像: 本間ゴルフ「ツアーワールドGSプロトタイプII」ドライバー

本間ゴルフ「ツアーワールドGSプロトタイプII」ドライバー

「ディープかつハイバックで、明らかに通常のGS、そしてGSプロトタイプIとも異なる形状。そして10ccという数値以上に小ぶりに見えますね。かつての本間ゴルフのパーシモンの面影を感じさせるような、ちょっと上級者向けのモデルという印象です」

では堀口が試打した結果はどのようになったか、さっそく見てみよう。

【堀口のGSプロトタイプIIドライバーの試打結果】
HS46m/s キャリー237Y トータル259Y 打ち出し角11.7度 ボール初速65.6m/s スピン量1705回転

「適度なつかまり性能がありつつも、ドロー・フェードの打ち分けもしっかりできますね。個人的には球が逃げていかないので力強いフェードが打ちやすいクラブだと感じました。打感に関してはGSプロトタイプIと同様にボールに吸い付く柔らかさがありつつも、GSプロトタイプIIのほうがやや弾きが強い印象です」

飛距離性能的には2モデルともそん色がなく、バックスピン量も同様に低め。打ち出し角や球の高さも「イメージ以上にボールが上がるといったわけではなく、ロフト9.5度なり」だという。また、純正シャフトに関しても「そのまま使える性能」と堀口は言う。

「今回試打したVIZARD FZは元調子の粘り系。シャフトも自社設計してきたメーカーさんだけあって、ヘッドとの相性も良く2モデルともすごく振りやすく感じました。自分に合ったカスタムシャフトと組み合わせてみるのも面白そうですが、ヘッドスピードが40~42m/s程度あれば純正シャフトでも十分良いパフォーマンスを発揮してくれると思いますよ」

選び方としては、やさしく真っすぐ飛ばしたいならGSプロトタイプI、弾道をコントロールしたいならGSプロトタイプII、さらにやさしくボールをつかまえて飛ばしたいなら通常モデルのGSといった棲み分けになりそうだ。

プロの意見を参考にした兄弟モデルが追加されたことで、より選択肢が広がったツアーワールドGSシリーズ。ぜひ一度試打してみてほしい。

画像: G710のロフト角を28→33度に!? 飛ばし屋タレント・ユージが自腹で買ったカスタムアイアンがすごい youtu.be

G710のロフト角を28→33度に!? 飛ばし屋タレント・ユージが自腹で買ったカスタムアイアンがすごい

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.