ティーイングエリアでカートが2台、ときには3台詰まり、ショットのたびに“待ち”を強いられ、所要時間はハーフで3時間……土日に安くゴルフを楽しもうと思うとこんなことも珍しくない。それを解消するプレースタイルを提供しているゴルフ場を発見!? 狙いは? 一体なぜ可能なの?

茨城県にある「つくば国際カントリークラブ」が8月1日から9月17日まで実施している「わがままが叶うゴルフ体験」は、

1、1日の予約を約半分以下の30組に限定。

2、スタート間隔を7分→15分へ拡大

3、ランチの有無や食事をとるタイミングは自由

という、まさにゴルファーの「わがまま」を叶えてくれるプラン。組数が少なく、スタート間隔が空いていれば、必然的に待ちの時間は少なくなる。ランチの有無やとるタイミングを選べるのもありがたい。

このプランについて、支配人・黒部浩氏はこう意図を説明する。

「『わがままが叶うゴルフ体験』とは待ち時間なくサクサクとプレーができるストレスフリーなプレースタイルで、当ゴルフ場では初の試みです。スムーズにプレーができるとハーフ2時間10~20分で上がれるところ、前の組が詰まってしまうことで2時間半以上かかってしまうことはどのゴルフ場でもある。このようなストレスを少しでも解消する形として用意いたしました」(つくば国際CC支配人・黒部浩、以下同)

画像: つくば国際カントリークラブが実施する「わがままが叶うゴルフ体験」とは一体なに?(写真はイメージ 撮影/増田保雄)

つくば国際カントリークラブが実施する「わがままが叶うゴルフ体験」とは一体なに?(写真はイメージ 撮影/増田保雄)

「待ち」が好きなゴルファーはほとんどいないはずなのでありがたい限りだが、気になるのは売り上げに影響はないのか? という点だ。

「まず、完全セルフプレーという形をとらせてもらっています。食事もオーダー形式ではなくビュッフェ形式のため、結果的に人件費削減や食材の仕入れコストダウンにつながっています」

そして、このプランを実施する狙いのひとつがコース管理にあるという。

「夏場は気温が高くなることでグリーンやフェアウェイなど芝を中心としたコース管理が難しくなる時期。だからこそ、組数や時間に余裕を持たせ秋シーズンに向けてコース管理に注力することにしたんです。『わがままが叶うゴルフ体験』では(組数を半分にした分)スタートをアウトコースに限定。午前はインコース、午後はアウトコースを徹底して管理することを可能にしました」

昨今の猛暑は芝にとっては厳しく、枯れたり焼けてしまった芝を目にすることもある。秋のベストシーズンを最高の状態で迎えるため、この時期の組数を半分にするのはコース管理の点から考えれば理にかなっているようにも思える。

こんなゴルファーのわがままを叶えてくれるプランだからこそ、プレーフィは割高になるのかと思いきや、そんなことはない。このプランのプレーフィは時間帯によって異なるが平日は5000円~、土日祝は9000円~でランチ付きの場合はプラス1500円。通常プランのプレーフィはランチ付きで平日は7500円、土日祝は13500円のため、むしろ安いのだ。

期間限定で実施する「わがままが叶うゴルフ体験」は残り約3週間強。わがままにプレーしてみたいゴルファーは、チェックしてみては?

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