「B1」「B2」「Bリミテッド B1」をコースでテスト
すでに「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で比嘉一貴選手が「B1」を手に優勝するなど結果を残しているブリヂストンのニューモデル。
「B1」と、少し小ぶりな「Bリミテッド B1」には可変ウェートが搭載され、ドローバイアスの「B2」は可変ウェートなしという3モデル。それぞれコースでラウンドしながら打ち比べてみました。
左から小ぶりな「Bリミテッド B1」、中間的モデルの「B1」、ドローバイアスの効いた「B2」
3モデルを打ち比べてみると、「B1」はウェートの位置でフェード、ドローヒッターのどちらにも対応できるニュートラルな性格。「Bリミテッド B1」はやや小ぶりで操作性を重視したいプレースタイル向け、「B2」はオートマチックでつかまりが良く、軽いドローでフェアウェイ左サイドに着弾しました。
「B1」は3モデルの中ではニュートラルな性格で持ち球を生かしてオートマチックに打てるモデルだ
実は、ラウンドに先駆けてブリヂストンの「ゴルファーズドック」でフィッティングを受けたのですが、私に合うと診断されたのは「B1」の9.5度にツアーAD UB（5X）の組み合わせ。実際にコースで使っても飛距離、方向性ともに申し分なく気持ちよくセカンド地点に進めました。
ただ、右ドッグレッグのホールで少し大きめに曲げたフェードを打とうすると「B1」よりも「Bリミテッド B1」のほうが思い描いた弾道が打てましたので「B1」と「Bリミテッド B1」でどちらを選ぶか迷うところです。
弾道の強さは「Bリミテッド B1」のほうが「B1」よりもあるように見えましたが、同じホールで打ち比べてみると飛距離はほとんど変わりませんでした。このあたりは好みですね。
「Bリミテッド B1」は弾道を操りながら攻めるプレースタイルにマッチしそう
「B2」は明らかに「B1」や「Bリミテッド B1」に比べてボールをつかまえてくれるので、左へ曲がる傾向のあるプレーヤーにはお勧めできませんが、センターから右へ曲がる傾向のプレーヤーであれば右への曲がり幅を抑えてくれるでしょう。
ドローバイアスの効いた「B2」は、その通り軽いドローでフェアウェイ左サイドに着弾した
テーラーメイドでいえばSIM2、SIM2MAX、SIM2MAX-D、ピンでいえばG425MAX、G425LST、G425SFTといったように、各社3モデルくらいのドライバーがラインナップされていますが、選び方としてはご自分の持ち球を生かしながらオートマチックに打ちたいのか、ある程度操作したいのかによって選択すればよいでしょう。Bリミテッド B1、B1、B2の順に操作性が高く、逆から見るとB2、B1、Bリミテッド B1の順にオートマチックでつかまりが良いモデルと言えます。
最近のドライバーは正直いって飛距離性能の違いは感じられなくなっていますので、「打感」と「見た目のカッコよさ」をメインに選んでいいと思います。そういう意味で言うとBシリーズの「打感」は、弾き感と柔らかさのバランスが取れていてある程度硬いボール（ツアーB Xを使用）であっても心地いいものでした。「カッコよさ」については主観になってしまいますが、主張し過ぎないカーボンクラウンやソールの「B」のロゴなど、シンプルで好感が持てます。
ブリヂストンゴルフのBシリーズのドライバーは9月発売予定とのこと。一度試してみてはいかがでしょうか。
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