先週末開催のPGAツアーの2020-2021シーズンが終了となった。それに合わせてPGAツアー公式が「今シーズンに起こった10大ニュース」をまとめて発表した。いったいどんな内容?

まずトップニュースとして語られたのはプレーオフシーズンを戦い抜き、先のツアー選手権を制して年間王者となったパトリック・カントレーについて。プレーオフ2戦目「BMW選手権」でついた彼の愛称“パティアイス”についても触れられ、「イーストレイクで得たボーナス(約16億5000万円)と同じくらい長く続くであろう、新しいニックネームを手に入れた」とした。

シーズンを通して見てみると、スチュワート・シンク、トニー・フィナウら長らく優勝から遠ざかっていた選手たちが多く勝利していたことも挙げられた。なかでも、かつて世界ランク1位の座を経験しながらも、不調で低迷していたジョーダン・スピースの「バレロテキサスオープン」での復活優勝はひとつのトピックとして語られるほど印象的な出来事だったとした。

そしてシーズン終盤には4週連続でプレーオフが発生するなど接戦が多かったこともトピックの1つに。今シーズンは計14回もプレーオフが行われたという。

そして、今年2月に発生したタイガー・ウッズの自動車事故もゴルフ界を震撼させた大きな出来事。一命を取り留め、松葉杖などで歩く姿も見せ回復傾向にはあるようだが、経過の詳細や今後競技へ復帰する可能性については未だ不明の状態だ。

ほかにも「フィル・ミケルソンの全米プロゴルフ選手権制覇」、「ブライソン・デシャンボーの大幅飛距離アップ」、「コリン・モリカワの全英オープン制覇」、「10人のツアー初勝利者が誕生したこと」も10大ニュースのひとつとして紹介。

そして日本のエース・松山英樹の海外メジャー「マスターズ」制覇も、10大ニュースのひとつとして取り上げられた。松山自身2017年以来の勝利で、男子海外メジャーの制覇は日本のゴルフ界初の偉業。また、10年前アマチュア時のマスターズ初参戦時、東北大震災によって故郷が大変な状況にあることから出場をためらったが、周囲の応援もあり出場を決めたことについても紹介された。

画像: 海外メジャー「マスターズ」で日本人初となるメジャー制覇を成し遂げた松山英樹(写真提供/2021 Masters)

海外メジャー「マスターズ」で日本人初となるメジャー制覇を成し遂げた松山英樹(写真提供/2021 Masters)

今年も様々な出来事が起こったPGAツアーだが、1週休みを挟んだ9月16日の「フォーティネット選手権」から早くも2021-2022年シーズンが開幕となり、その松山も出場する。

新しいシーズンではどんな“10大ニュース”が起きるのか、楽しみだ。

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