ボールを打たないからこそ上達できる
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。長引くコロナ禍の影響で、密にならずにプレーできるということでゴルフの人気が上がってきているようです。練習場も若者が多くなり、けっこうな混雑だと聞きます。
しかし、仕事柄なかなか練習場に行けない人もいらっしゃるでしょう。テレワークで家にいる時間が増えている人も多いでしょうから、家で少し空いた時間に運動不足解消も兼ねて、ちょっとしたゴルフ練習ができれば一石二鳥じゃないでしょうか。
週刊ゴルフダイジェスト9/28号に「”ステイホーム”時代の自宅練習法はコレだ」という記事がありました。その中からクラブを持たずに、家にあるものでできる練習方法をいくつか試してみました。

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月28日号で紹介されていた、自宅でできる練習法を実践!
自宅練習では残念ながらクラブは振れないし、ボールを打つこともできません。しかし記事の中で練習方法を教えてくれる岡本和也プロは、それが逆に良いといいます。なぜなら、ボールがなければ力むことはないし、クラブがなければ無駄な動きをしてしまうこともないから。そこで、クラブを使わずアマチュアの大きな悩みである「手打ち」を直すドリルがいくつかあるそうなので、やってみます。
まず使うのはハンガー。「あぁハンガーを持って振るのね」って思ったのですが、違いました。ハンガーの中に両腕を通してシャドースウィングをするようです。そうすることで、両わきが締まり、腕と体が一体化したスウィングをすることができるそうです。
やってみましたが、まず使うハンガーを選ばないと、小さめのものだとひじよりも上までハンガーが行かないし、無理やり腕を入れると痛いです。ワイヤーのものだと変形しちゃうし、そこそこしっかりしていて大きめのハンガーを選んだほうが良いと思います。

ひじの上あたりにハンガーを装着して、ゆっくりと動きを確認しながらシャドースウィングをします
ハンガーを腕に装着してテークバックしてみると、腕だけでヒョイッと動かすことはできないですね。変に腕をねじることもできないです。しっかりと体を腕が一体になってテークバックする感覚がよく分かるし、インパクトでの腕の形、そしてフォローまでしっかりと体をターンさせて行く感覚がよく分かります。よく言われる体と腕でできた三角形をキープするという感覚でしょうか。これで毎日シャドースウィングをしていれば、たしかに手打ちは矯正できるような気がします。
この練習をやってて思ったのですが、これってプロゴルファーも使っている両腕あたりを固定するバンドの練習器具と同じ効果ですよね。あれを持っている人はハンガーでやる必要はないでしょうが、買おうか迷っている人はハンガーでも十分かも。ただし、ハンガーを腕にはめたままボールを打つのは無理そうです。けっこう痛いし、もしもハンガーが壊れたら危ないですしね。ハンガーはあくまでもゆっくりとシャドースウィングをするだけで、ボールを打ちたい人はちゃんとした練習器具を買いましょう。
次にやったのがペットボトルを使ってのシャドースウィング。2リットルのペットボトルに半分くらいの水を入れて、体の正面に持ち、それをスウィングするように左右に振ります。ペットボトルを少し下から持つようにすれば、自然と両わきも締まります。

水が半分くらい入ったペットボトルを下から持ち、中の水があまりバシャバシャと波立たないように左右に振ります
これもやってみましたが、ペットボトルを振ると中の水が動くので、テンポや切り返しのタイミングが悪いと、水がペットボトルの中で暴れてしまいます。水がなめらかに動くように振れば、自然とテンポや切り返しのリズムが良くなります。水が満タンに入ったペットボトルを振るよりも、半分くらいの水が入っているほうが練習になりますね。これはなかなか良いかも。
他にもこの記事の中には定番と言っても良いようなタオルを使った練習方法が紹介されていたり、家で使いやすい練習器具が紹介されたりもしています。みなさんもお家練習でステイホーム期間中に上手くなっちゃいましょう!
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